DPCデータを用いた病院指標(平成30年度)
最終更新日:2021年8月16日
平成30年度 津島市民 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 595 | 181 | 170 | 192 | 389 | 405 | 840 | 1705 | 1600 | 413 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xx0x | 大腸ポリープ 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 148 | 2.14 | 2.67 | 0.00% | 68.78 | ポリープ切除 |
060340xx03x00x | 胆管結石、胆管炎 内視鏡的手術あり | 45 | 11.33 | 10.08 | 2.22% | 72.07 | |
060102xx99xxxx | 大腸憩室性疾患 | 44 | 7.02 | 7.75 | 2.27% | 60.34 | |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 | 28 | 28.39 | 20.92 | 28.57% | 84.64 | |
060140xx97x00x | 胃十二指腸潰瘍(穿孔を伴わない) 内視鏡的消化管止血術 | 26 | 12.19 | 10.58 | 0.00% | 68.46 |
近年癌の中では男女とも大腸癌の患者数の増加が目立ちます。内視鏡検査を行うと、大腸にポリープが見つかることは珍しくありません。ポリープの多くは「腺腫」という良性の腫瘍ですが、中には数年のうちに増大し癌に変わることがあるため、必要に応じて内視鏡的に切除します(1位)。胆のうにできる胆石は良く知られていますが、胆のうから十二指腸への通路である総胆管にも結石ができることがあります。結石は通常無症状ですが、結石で胆汁の流れが滞ると腹痛や発熱を生じ、時には生命に関わる胆管炎や敗血症を引き起こします(2位)。憩室とは腸の壁が薄くなり、数ミリ大の袋状に突出した状態です。存在自体は珍しくなく通常は無症状ですが、突然の下血(憩室出血)や腹痛・発熱(憩室炎)を起こすことがあります。また時に憩室に穴が開き(穿孔)、手術を要することがあります(3位)。高齢の方に多い誤嚥性肺炎は内科系全体で担当します(4位)。胃十二指腸潰瘍は上腹部痛・不快感、突然の吐血など症状は様々です。その多くはピロリ菌の感染が原因であり患者さんにピロリ菌感染があれば、薬剤を用いた除菌療法を行います。近年は抗血小板薬・抗凝固薬を服用している方も多く、薬剤性潰瘍が増加していると言われています(5位)。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx02000x | 狭心症 経皮的冠動脈形成術 | 87 | 3.98 | 4.47 | 0.00% | 69.60 | |
050130xx99000x | 心不全 | 85 | 23.73 | 17.66 | 2.35% | 83.35 | |
050050xx99100x | 狭心症 心臓カテーテル検査 | 62 | 3.32 | 3.01 | 4.84% | 71.06 | |
050050xx99200x | 狭心症 心臓カテーテル検査(血管内超音波検査) | 54 | 3.13 | 3.15 | 1.85% | 71.19 | |
050170xx03000x | 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 | 22 | 3.82 | 5.50 | 0.00% | 77.27 |
昨年に続き、今年も心臓カテーテル検査、経皮的冠動脈形成術の件数が増えてきました。
今年度から下肢動脈などの閉塞性動脈疾患も治療可能となり、件数も増加しています。
今後も患者さんにとって安全、安心な治療をいたします。
今年度から下肢動脈などの閉塞性動脈疾患も治療可能となり、件数も増加しています。
今後も患者さんにとって安全、安心な治療をいたします。
呼吸器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍 肺生検 | 57 | 3.79 | 3.43 | 0.00% | 71.25 | 肺生検 |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 | 35 | 39.91 | 19.06 | 2.86% | 75.40 | |
0400801499x002 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) | 29 | 22.69 | 15.17 | 0.00% | 83.17 | |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 | 28 | 39.07 | 20.92 | 28.57% | 82.89 | |
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 化学療法 | 19 | 5.58 | 10.00 | 0.00% | 67.11 |
呼吸器内科で入院が最も多い疾患は、「肺の悪性腫瘍 肺生検」となっています。胸部X線異常陰影などで肺癌が疑われた場合、通常、診断を確定するために「経気管支肺生検」(気管支鏡という内視鏡を用いて、気管支を通って肺を生検する方法)」を行います。「経気管支肺生検」で診断が確定できなかった場合や「経気管支的」には病巣へのアプローチが困難な場合は「CTガイド下経皮肺生検」(リアルタイムでCTの画像を確認しながら、体の外から針を刺して肺を生検する方法)を行います。どちらも広く一般に行われる検査ですが、より安全に行うため、入院の元で行っています。呼吸器内科の入院で2番目に多い疾患は、「間質性肺炎」の患者さんです。徐々にあるいは急速に呼吸不全・呼吸困難症状が進行し、最終的には人工呼吸器治療を行っても助からないこともしばしば見られる厳しい疾患です。最近は線維化を防ぐ複数の薬剤が使用できるようになり、今後少しずつでも予後が改善されていくことが期待されます。呼吸器内科で3番目に入院が多い疾患は「肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)」の患者さんです。現在でも肺炎は命にかかわる疾患で年間約10万人の方の死因となっています。特に高齢者の方の場合には、重症化することがしばしばみられます。4番目は「誤嚥性肺炎」で、肺炎の中でも、口の中の食べ物や唾液などが、誤って気管の中に流れこんでしまうために起こる肺炎です。ご高齢や脳血管疾患のために嚥下の機能が低下した場合に起こる疾患で、口の中を清潔に保つことや、食べ物や唾液をきちんと飲み込めるように訓練することが重要になります。5番目は「肺の悪性腫瘍 化学療法」で、手術の適応がない肺癌の患者さんに対して行われる治療です。化学療法は通常4回行われ、1回目は入院で、2~4回目は主に外来で行います。最近は、従来からのいわゆる“抗癌剤”の他に、細胞の増殖過程をピンポイントで阻害する“分子標的薬”による治療や、免疫系を介して癌細胞の治療をめざす、“免疫チェックポイント阻害剤”による治療の割合も増えてきています。
内分泌内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
100071xx99x100 | 2型糖尿病 抹消循環不全あり インスリン製剤 | 44 | 15.75 | 14.27 | 0.00% | 66.05 | |
100070xx99x100 | 2型糖尿病 抹消循環不全なし インスリン製剤 | 34 | 11.32 | 13.90 | 0.00% | 56.15 | |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 | 26 | 41.65 | 20.92 | 42.31% | 86.31 | |
100071xx99x110 | 2型糖尿病 抹消循環不全あり インスリン製剤 副傷病あり | 19 | 22.74 | 15.15 | 5.26% | 75.42 | |
180010x0xxx0xx | 敗血症(1歳以上) | 13 | 28.92 | 19.01 | 7.69% | 78.62 |
内分泌科の症例で最も多いものは、糖尿病の教育・合併症の精査・血糖コントロール目的での入院です。入院中に行った検査結果や血糖値を見つつ、治療方針を決めていきます。糖尿病治療の中心は通常の生活にあるのですが、入院し、精査することで、その方の病態をつかみ、適切な治療方法が提案できると考えています。また、術後感染症のリスクを減らす目的で、まず当科で入院をし、血糖値を安定させてから眼科や外科などで手術を行う場合もあります。
腎臓内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 | 28 | 28.36 | 20.92 | 28.57% | 85.89 | |
050130xx99000x | 心不全 | 20 | 15.25 | 17.66 | 10.00% | 80.20 | |
110280xx99000x | 慢性腎不全 | 17 | 12.24 | 12.05 | 0.00% | 67.94 | |
110310xx99xx0x | 腎臓または尿路の感染症 | 13 | 16.85 | 12.58 | 7.69% | 73.38 | |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 | 10 | 5.30 | 5.10 | 0.00% | 70.20 |
当科では、慢性腎不全増悪時の治療を行い、慢性腎不全の保存期教育入院をクリニカルパスを使用しおこなっております。
新規血液透析導入を行い、透析導入前指導や透析導入指導をしております。
透析導入のひと月から数か月前に血液透析導入準備として、内シャント設置術施行をおこなっております。
透析患者さんに多い合併症である肺炎や心不全や敗血症患者さんなど内科的治療も当科で対応しております。
新規血液透析導入を行い、透析導入前指導や透析導入指導をしております。
透析導入のひと月から数か月前に血液透析導入準備として、内シャント設置術施行をおこなっております。
透析患者さんに多い合併症である肺炎や心不全や敗血症患者さんなど内科的治療も当科で対応しております。
脳神経内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060x2990401 | 脳梗塞 発症3日目以内 JCS10未満 エダラボン | 70 | 37.04 | 16.18 | 14.29% | 72.24 | |
010060x2990201 | 脳梗塞 発症3日目以内 JCS10未満 リハビリ | 18 | 27.78 | 16.16 | 22.22% | 79.67 | |
010060x2990411 | 脳梗塞 発症3日目以内 JCS10未満 エダラボン 副傷病1あり | 15 | 60.67 | 18.22 | 6.67% | 76.60 | |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 | 14 | 27.43 | 20.92 | 14.29% | 81.43 | |
010060x2990421 | 脳梗塞 発症3日目以内 JCS10未満 エダラボン 副傷病2あり | 13 | 64.23 | 30.75 | 38.46% | 76.62 |
急性期病院という当院の性格上、脳梗塞の発症3日以内の症例が大多数をしめており、地域人口の高齢化によって、平均年齢も上昇し、脳梗塞のtypeも変化ています。
転院率が低いのは院内に回復期リハビリテーション病棟があるためです。
後期高齢者が多く、嚥下障害を合併し、誤嚥性肺炎を起こすことが多くなっています。
免疫介在性・炎症性ニューロパチーの症例も多く当院での入院治療をおこなっています。
転院率が低いのは院内に回復期リハビリテーション病棟があるためです。
後期高齢者が多く、嚥下障害を合併し、誤嚥性肺炎を起こすことが多くなっています。
免疫介在性・炎症性ニューロパチーの症例も多く当院での入院治療をおこなっています。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040090xxxxxx0x | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) | 84 | 4.63 | 6.19 | 0.00% | 1.61 | |
060380xxxxx0xx | ウイルス性腸炎 | 69 | 3.26 | 5.42 | 1.67% | 4.39 | |
040070xxxxx0xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎 | 47 | 4.34 | 6.14 | 0.00% | 2.53 | |
0400801199x00x | 肺炎等(1歳以上15歳未満) | 46 | 6.00 | 5.71 | 0.00% | 4.33 | |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 | 41 | 4.10 | 5.43 | 0.00% | 3.66 |
肺炎や気管支炎などの呼吸器感染症は年間を通し最も多く、特に乳児から幼児で入院治療が必要になることが多くなります。レントゲンや血液検査などを行い適切な治療に結びつけます。
扁桃炎も小児によくみられる疾患ですが、状態によっては入院治療が必要になる場合があります。特に原因が溶連菌の場合は後遺症を防ぐためにもしっかりとした治療が必要です。
ウイルス性腸炎も従来は冬季~春季に多かったのですが、最近は夏季にもみられ流行の季節性が低下してきていますのでやはり注意が必要です。
扁桃炎も小児によくみられる疾患ですが、状態によっては入院治療が必要になる場合があります。特に原因が溶連菌の場合は後遺症を防ぐためにもしっかりとした治療が必要です。
ウイルス性腸炎も従来は冬季~春季に多かったのですが、最近は夏季にもみられ流行の季節性が低下してきていますのでやはり注意が必要です。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア ヘルニア手術、腹腔鏡下ヘルニア手術 | 85 | 4.09 | 4.96 | 0.00% | 66.02 | 鼠径ヘルニア |
060150xx03xxxx | 急性虫垂炎 虫垂切除術、腹腔鏡下虫垂切除術 | 44 | 4.93 | 5.49 | 2.27% | 39.00 | 虫垂切除(腰麻) 虫垂切除(全麻) |
060335xx02000x | 胆嚢炎 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 44 | 6.95 | 7.30 | 0.00% | 62.43 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 |
060210xx99000x | 腸閉塞 | 43 | 8.81 | 8.95 | 0.00% | 72.37 | |
060035xx01000x | 結腸の悪性腫瘍 結腸切除術、腹腔鏡下結腸悪性腫瘍手術 | 35 | 16.71 | 15.30 | 0.00% | 73.06 | 大腸手術 |
鼠径ヘルニア、虫垂炎、胆嚢炎の症例が多いく、低侵襲な腹腔鏡での手術が多くの症例で行われています。
入院患者の約7割が手術症例で大腸がん、胃癌、乳癌の症例も多く入院しています。
入院患者の約7割が手術症例で大腸がん、胃癌、乳癌の症例も多く入院しています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿骨骨折 骨折観血的手術、人工骨頭挿入術 | 174 | 45.95 | 26.30 | 49.43% | 81.80 | |
160760xx97xxxx | 前腕の骨折 骨折観血的手術 | 63 | 2.70 | 5.68 | 0.00% | 62.62 | |
160690xx99xx0x | 胸椎・腰椎骨折損傷 | 42 | 28.19 | 19.61 | 50.00% | 78.38 | |
160700xx97xx0x | 鎖骨・肩甲骨の骨折 骨折観血的手術 | 27 | 4.74 | 6.07 | 7.41% | 51.93 | |
160835xx01xxxx | 脛骨・腓骨骨折 骨折観血的手術 | 25 | 20.76 | 21.63 | 24.00% | 54.88 |
高齢化に伴い海部医療圏もその例外ではなく大腿骨近位部骨折・脊椎圧迫骨折・橈骨遠位端骨折など高齢者に多くみられる骨折の入院症例数が増加しています。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160100xx97x01x | 頭蓋(内)損傷 慢性硬膜下血腫洗浄術 副傷病あり | 24 | 26.46 | 23.57 | 37.50% | 77.17 | 慢性硬膜下血腫 |
010040x099000x | 脳内出血 JCS10未満 | 20 | 39.95 | 18.72 | 40.00% | 72.35 | |
160100xx99x01x | 頭蓋(内)損傷 副傷病あり | 19 | 28.63 | 21.73 | 63.16% | 79.11 | |
160100xx97x00x | 頭蓋(内)損傷 慢性硬膜下血腫洗浄術 | 18 | 14.17 | 9.69 | 0.00% | 78.83 | 慢性硬膜下血腫 |
160100xx97x11x | 頭蓋(内)損傷 慢性硬膜下血腫洗浄術 IVH 副傷病あり | - | - | - | - | - | 慢性硬膜下血腫 |
当院では、頭部外傷および軽微な外傷の後、頭部に血がたまる慢性硬膜下血腫という病気が多いです。
手術を施行すると、症状は改善されますが、手術後自宅での生活に不安がある患者様は、地域包括ケア病棟へ転棟します。
手術後の支援病床を活用することで、脳神経外科病棟での在院日数を減らし、患者様の支援をおこなっています。
また血管内治療のための評価検査を入院で行っております。
手術を施行すると、症状は改善されますが、手術後自宅での生活に不安がある患者様は、地域包括ケア病棟へ転棟します。
手術後の支援病床を活用することで、脳神経外科病棟での在院日数を減らし、患者様の支援をおこなっています。
また血管内治療のための評価検査を入院で行っております。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991x0x | 前立腺の悪性腫瘍 前立腺針生検法 | 37 | 2.00 | 2.53 | 0.00% | 70.68 | 前立腺生検 |
11012xxx040x0x | 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 | 35 | 2.09 | 2.72 | 0.00% | 57.74 | 体外衝撃波結石術 |
110070xx0200xx | 膀胱の悪性腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術) | 16 | 6.81 | 7.20 | 0.00% | 78.00 | 経尿道的膀胱腫瘍 |
11022xxx99xxxx | 男性生殖器疾患(急性細菌性前立腺炎等) | 13 | 10.62 | 9.02 | 0.00% | 76.46 | |
110310xx01xx0x | 腎臓、尿路感染症 経尿道的尿管ステント留置術 | 12 | 12.50 | 14.34 | 8.33% | 70.42 |
検診が普及し発見されることが多くなった前立腺癌の検査を1泊2日で施行しています。
次いで尿路結石に対し侵襲の小さい体外衝撃波結石破砕術、膀胱癌に対する内視鏡手術も積極的に行っています。
また腎臓の感染や他科疾患による腎不全などに対し尿管ステント留置術も施行しています。
次いで尿路結石に対し侵襲の小さい体外衝撃波結石破砕術、膀胱癌に対する内視鏡手術も積極的に行っています。
また腎臓の感染や他科疾患による腎不全などに対し尿管ステント留置術も施行しています。
形成外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
180060xx97xxxx | 皮膚腫瘍(性状不詳) 皮膚、皮下腫瘍摘出術 | 11 | 4.09 | 6.33 | 0.00% | 40.64 | |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 | - | - | - | - | - | |
020230xx97x0xx | 眼瞼下垂症 眼瞼下垂手術 | - | - | - | - | - | |
070010xx970xxx | 軟部腫瘍 皮膚、皮下腫瘍摘出術 | - | - | - | - | - | |
080007xx010xxx | 皮膚の良性腫瘍 皮膚、皮下腫瘍摘出術 | - | - | - | - | - |
形成外科は皮膚腫瘍(良性、悪性)、皮膚軟部組織感染症の治療を多く行っています。
眼瞼下垂症では術後の処置に不安があり、抜糸まで入院を継続されるご高齢の患者様が多いため、平均在院日数が長くなっています。
皮膚皮下腫瘍は年齢、腫瘍の大きさ、術式に応じて麻酔を選択し、摘出後の欠損の大きさによって植皮術や皮弁形成術を追加します。部位や大きさによっては局所麻酔で日帰り手術も可能です。皮膚悪性腫瘍、骨軟部良性腫瘍は皮膚皮下腫瘍に準じた扱いになります。皮膚悪性腫瘍は70歳以上の顔面が多く、摘出範囲が大きければ植皮術や局所皮弁形成術を行います。入院期間は1週間前後になります。骨軟部良性腫瘍は30歳以上で皮下脂肪腫が多く、大きさは様々です。少数ですが筋層内の脂肪腫等も扱います。入院手術の場合は1週間前後の入院になります。
当科はほとんどが手術目的の短期入院であるため、転院はほとんどありません。
眼瞼下垂症では術後の処置に不安があり、抜糸まで入院を継続されるご高齢の患者様が多いため、平均在院日数が長くなっています。
皮膚皮下腫瘍は年齢、腫瘍の大きさ、術式に応じて麻酔を選択し、摘出後の欠損の大きさによって植皮術や皮弁形成術を追加します。部位や大きさによっては局所麻酔で日帰り手術も可能です。皮膚悪性腫瘍、骨軟部良性腫瘍は皮膚皮下腫瘍に準じた扱いになります。皮膚悪性腫瘍は70歳以上の顔面が多く、摘出範囲が大きければ植皮術や局所皮弁形成術を行います。入院期間は1週間前後になります。骨軟部良性腫瘍は30歳以上で皮下脂肪腫が多く、大きさは様々です。少数ですが筋層内の脂肪腫等も扱います。入院手術の場合は1週間前後の入院になります。
当科はほとんどが手術目的の短期入院であるため、転院はほとんどありません。
皮膚科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080010xxxx0xxx | 蜂窩織炎、丹毒 | 45 | 10.36 | 12.51 | 0.00% | 63.42 | |
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 38 | 6.50 | 8.98 | 0.00% | 68.53 | |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍 皮膚悪性腫瘍切除術、全層植皮術等 | 15 | 2.27 | 8.16 | 0.00% | 79.87 | |
080080xxxxxxxx | 痒疹、蕁麻疹 | 11 | 5.09 | 6.36 | 0.00% | 52.27 | |
080100xxxx0xxx | 薬疹、中毒疹 | - | - | - | - | - |
細菌やウイルス感染症、湿疹皮膚炎群、薬疹、類天疱瘡といった薬物療法を主体として治療する疾患から皮膚や皮下の良性腫瘍や皮膚悪性腫瘍の手術まで幅広い疾患に対して入院診療を行っています。
褥瘡に関しては毎週火曜日午後2時から専門外来で対応しております。
類天疱瘡への免疫グロブリン療法(IVIG)も施行しています。
また、尋常性乾癬患者さんへの生物学的製剤の内服、注射、アトピー性皮膚炎患者さんの生物学的製剤への注射も行っております。
褥瘡に関しては毎週火曜日午後2時から専門外来で対応しております。
類天疱瘡への免疫グロブリン療法(IVIG)も施行しています。
また、尋常性乾癬患者さんへの生物学的製剤の内服、注射、アトピー性皮膚炎患者さんの生物学的製剤への注射も行っております。
産婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 帝王切開術 | 29 | 9.55 | 9.70 | 0.00% | 30.45 | |
120060xx01xxxx | 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術、子宮筋腫摘出術等 | 21 | 9.05 | 9.87 | 0.00% | 46.57 | 腹式術 |
120010xx99x70x | 卵巣の悪性腫瘍 ベバシズマブ | 19 | 3.89 | 4.52 | 0.00% | 67.79 | |
120070xx01xxxx | 卵巣の良性腫瘍 子宮附属器腫瘍摘出術等 | 10 | 9.50 | 10.16 | 0.00% | 45.80 | 腹式術 |
12002xxx02x0xx | 子宮の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 | - | - | - | - | - | 円錐切除術 |
当院は分娩を取り扱っています。妊婦で帝王切開が必要な方は、入院、手術を行っています。
子宮や卵巣の良性疾患、悪性疾患の入院、手術、化学療法等の治療を行っています。
子宮や卵巣の良性疾患、悪性疾患の入院、手術、化学療法等の治療を行っています。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障 水晶体再建術 片眼 | 233 | 2.00 | 2.84 | 0.00% | 78.15 | 白内障 |
020220xx97xxx0 | 緑内障 緑内障手術 | - | - | - | - | - | |
020110xx97xxx1 | 白内障 水晶体再建術 両眼 | - | - | - | - | - | |
020280xx99xxxx | 角膜の障害 | - | - | - | - | - | |
当院眼科の入院はほぼ全て白内障となっております。平均年齢が75歳を越えており、高齢であっても手術が可能です。
視機能の改善により、ADLの改善が期待出来ます。両眼白内障の患者さんは、片眼の手術後に一旦退院し、後日再入院して反対側の眼の手術を受けられることが多いです。
その他手術も少数例ながら必要に応じて行っております。
視機能の改善により、ADLの改善が期待出来ます。両眼白内障の患者さんは、片眼の手術後に一旦退院し、後日再入院して反対側の眼の手術を受けられることが多いです。
その他手術も少数例ながら必要に応じて行っております。
耳鼻いんこう科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 26 | 3.92 | 5.43 | 0.00% | 39.81 | 扁桃炎、咽頭炎 |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 21 | 5.62 | 5.10 | 0.00% | 70.62 | |
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 19 | 5.53 | 7.89 | 0.00% | 6.53 | |
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 15 | 8.13 | 7.04 | 0.00% | 57.93 | |
030240xx97xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 口蓋扁桃手術 | 14 | 7.50 | 8.66 | 0.00% | 30.36 | 口蓋扁桃摘出術 |
当院での入院は2次医療的疾患が主体を占めています。入院が必要だと判断されれば、速やかに入院管理とし、早期の軽快退院を目指しています。
患者様ひとりひとりの症状に合わせたきめ細かい対応を心がけています。
患者様ひとりひとりの症状に合わせたきめ細かい対応を心がけています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 21 | - | 14 | 20 | - | - | 1 | 8 |
大腸癌 | 23 | 28 | 35 | 18 | - | 37 | 1 | 8 |
乳癌 | 13 | 15 | - | - | - | 12 | 1 | 8 |
肺癌 | 12 | - | 16 | 46 | 45 | 22 | 1 | 8 |
肝癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
胃癌は、検診発見の早期癌に対しては内視鏡による治療や、腹腔鏡下手術を実施しています。症状発現後の進行癌に対しては開腹手術+抗がん剤治療を行っています。進行再発癌に対しては入院にて化学療法を行っています。
大腸癌は局所進行癌以外は腹腔鏡下手術が行われています。リンパ節転移や遠隔転移を伴うStage Ⅲ、Ⅳ症例に対しては手術のみでなく、化学療法を併用し治療を行っています。化学療法は主に外来で行っています。
乳癌は自己発見が可能な癌であり(検診も含めて)、比較的早期に見つかっています。再発時には外来においてホルモン、化学療法を行いますが、症状が進行すれば入院治療を行っています。
肺癌は切除可能な癌は専門施設に紹介しています。術後補助療法の必要なStage Ⅲや、受診時に遠隔転移を認めるStage Ⅳに対しては入院にて抗癌剤治療を行っています。
肝癌はウイルス性肝炎に対する治療薬の進歩により減少しています。限局していれば肝切除術を行いますが、Stageの進んだものが多く、ラジオ波、化学塞栓療法などで治療しています。
進行再発症例に対しては手術単独での治癒は困難であり、抗がん剤治療が行われる事が多い。癌に対する治療と並行して症状緩和のための治療(緩和医療)も同時に行われており、病状、予後の状態により緩和ケア病棟も利用しています。
大腸癌は局所進行癌以外は腹腔鏡下手術が行われています。リンパ節転移や遠隔転移を伴うStage Ⅲ、Ⅳ症例に対しては手術のみでなく、化学療法を併用し治療を行っています。化学療法は主に外来で行っています。
乳癌は自己発見が可能な癌であり(検診も含めて)、比較的早期に見つかっています。再発時には外来においてホルモン、化学療法を行いますが、症状が進行すれば入院治療を行っています。
肺癌は切除可能な癌は専門施設に紹介しています。術後補助療法の必要なStage Ⅲや、受診時に遠隔転移を認めるStage Ⅳに対しては入院にて抗癌剤治療を行っています。
肝癌はウイルス性肝炎に対する治療薬の進歩により減少しています。限局していれば肝切除術を行いますが、Stageの進んだものが多く、ラジオ波、化学塞栓療法などで治療しています。
進行再発症例に対しては手術単独での治癒は困難であり、抗がん剤治療が行われる事が多い。癌に対する治療と並行して症状緩和のための治療(緩和医療)も同時に行われており、病状、予後の状態により緩和ケア病棟も利用しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 21 | 12.52 | 54.67 |
中等症 | 223 | 25.77 | 78.00 |
重症 | 64 | 27.55 | 82.53 |
超重症 | 37 | 35.00 | 85.03 |
不明 | - | - | - |
市中肺炎とは病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎です。重症度は以下の5つの指標、1)高齢、2)腎機能障害や脱水、3)低酸素血症、4)意識障害、5)血圧低下、の項目数によって分類されます。軽症は項目数0、中等症は1~2項目、重症は3項目、超重症は4~5項目を満たす場合です。
軽症は外来治療を選択する場合があるため、入院では中等症の割合が最も多くなります。平成30年度は平成29年度と比較して、軽症が微増し、中等症が増加し、重症が減少し、超重症が増加しました。重症と超重症は平均年齢が80歳以上であり、高齢になるとともに重症化する傾向にあります。当院では、重症と超重症の両者をあわせて全体の約29%を占めています。
軽症は外来治療を選択する場合があるため、入院では中等症の割合が最も多くなります。平成30年度は平成29年度と比較して、軽症が微増し、中等症が増加し、重症が減少し、超重症が増加しました。重症と超重症は平均年齢が80歳以上であり、高齢になるとともに重症化する傾向にあります。当院では、重症と超重症の両者をあわせて全体の約29%を占めています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 203 | 48.72 | 77.21 | 27.59% |
その他 | 20 | 31.15 | 76.00 | 20.00% |
脳梗塞とは頭蓋内で脳を還流する血管が閉塞し、急激に神経症状を発現するものです。
高血圧、糖尿病、高脂血症,高齢化による心房細動が大きな危険因子となっています。
当院の性格上3日以内発症の脳梗塞が大部分です。
一過性脳虚血発作もガイドラインにしたがい治療し、脳梗塞への進展を予防します。
高血圧、糖尿病、高脂血症,高齢化による心房細動が大きな危険因子となっています。
当院の性格上3日以内発症の脳梗塞が大部分です。
一過性脳虚血発作もガイドラインにしたがい治療し、脳梗塞への進展を予防します。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 133 | 0.18 | 1.02 | 0.00% | 69.03 | ポリープ切除 |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 55 | 0.96 | 16.44 | 0.00% | 76.76 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 32 | 2.56 | 12.03 | 0.00% | 71.47 | |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) | 26 | 0.12 | 1.42 | 0.00% | 67.42 | ポリープ切除 |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) | 25 | 2.92 | 7.24 | 4.00% | 68.36 |
大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合には、良性でも腺腫であれば内視鏡的切除の対象となります。ごく小さなポリープの場合を除き、切除後は1泊入院して出血や穿孔がないか経過を見ます(結腸ポリープ切除術)。結石による胆管閉塞を生じた場合やすでに胆管炎を起こしている時には、当院では多くの場合緊急で内視鏡を用いた胆道ドレナージ(胆道ステント留置術)で対応します。その後状態が落ち着いてから内視鏡を用いて胆管結石を除去します(乳頭切開術)。吐血や下血などで消化管出血が疑われる時、出血をコントロールできなければショックに陥ることもあるため緊急内視鏡を行います。胃や十二指腸潰瘍などからの出血を認めればクリップや薬剤を用いた内視鏡的止血術を行います(消化管止血術)。
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 56 | 1.18 | 2.05 | 0.00% | 71.02 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 26 | 1.00 | 2.00 | 3.85% | 77.50 | |
K5463 | 経皮的冠動脈形成術(その他) | 25 | 1.16 | 2.20 | 0.00% | 68.72 | |
K5972 | ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 | 18 | 4.00 | 18.22 | 5.56% | 75.06 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) | - | - | - | - | - |
病院スタッフの協力体制も整い、手術件数は年々増加しています。
患者さん一人ひとりの、症状、診察所見、生活状況、家族環境などを把握して、その方にとって最も適切な検査(心臓超音波、トレッドミル心電図、冠動脈CT、心筋シンチなど)、治療(薬剤内服治療、カテーテル治療、手術など)を一緒に検討し決定していきます。
患者さん一人ひとりの、症状、診察所見、生活状況、家族環境などを把握して、その方にとって最も適切な検査(心臓超音波、トレッドミル心電図、冠動脈CT、心筋シンチなど)、治療(薬剤内服治療、カテーテル治療、手術など)を一緒に検討し決定していきます。
腎臓内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K610-3 | 内シャント設置術 | 17 | 7.41 | 13-.82 | 5.88% | 71.24 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
K616-4 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 | - | - | - | - | - | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | - | - | - | - | - |
血液透析施行するにあたって必要な、手首等の表面にある静脈と動脈を吻合する内シャント設置術を行っております。
透析導入後、内シャントに狭窄や閉塞などのトラブルを来たした際は、維持透析を継続させる為に経皮的シャント拡張術・血栓除去術などを行っております。
透析導入後、内シャントに狭窄や閉塞などのトラブルを来たした際は、維持透析を継続させる為に経皮的シャント拡張術・血栓除去術などを行っております。
脳神経内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | 12 | 43.33 | 47.08 | 33.33% | 82.75 | |
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | - | - | - | - | - | |
神経内科での手術では、胃瘻造設術が最も多く,脳血管障害や変性疾患で、経口摂取が不可能となった患者さんに胃瘻の造設が行われます。全例、内視鏡的胃瘻造設術(PEG)が行われています。PEGは消化器内科で行っています。経皮的脳血栓回収術や経皮的脳血管形成術、経皮的頚動脈ステント留置術などの脳血管再建術も脳神経外科との協力で行っています。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 74 | 3.03 | 4.14 | 0.00% | 62.46 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 |
K6335 | ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) | 56 | 1.48 | 3.73 | 0.00% | 70.04 | 鼠径ヘルニア |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 35 | 1.00 | 1.86 | 0.00% | 58.54 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 34 | 3.12 | 12.62 | 0.00% | 74.09 | 大腸手術 |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 28 | 0.54 | 3.36 | 0.00% | 36.50 | 虫垂切除(全麻) |
表では腹腔鏡下胆嚢摘出術、鼠径ヘルニア手術、腹腔鏡下結腸切除術が多いが、直腸癌、胃癌、乳癌の手術も多く行っています。
虫垂炎は多くの症例が腹腔鏡で行われています。また、大腸がん、胃癌手術の7割以上が腹腔鏡で行われています。
腹腔鏡手術は開腹手術と比較して術後の回復が早く、早期退院につながっています。
虫垂炎は多くの症例が腹腔鏡で行われています。また、大腸がん、胃癌手術の7割以上が腹腔鏡で行われています。
腹腔鏡手術は開腹手術と比較して術後の回復が早く、早期退院につながっています。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) | 116 | 2.84 | 43.40 | 44.83% | 83.08 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | 48 | 5.15 | 39.40 | 62.50% | 81.56 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕) | 39 | 0.82 | 2.49 | 0.00% | 66.33 | |
K0462 | 骨折観血的手術(下腿) | 34 | 4.12 | 21.35 | 26.47% | 54.85 | |
K0461 | 骨折観血的手術(上腕) | 31 | 3.35 | 11.10 | 22.58% | 70.32 |
大腿骨近位部骨折・橈骨遠位端骨折の症例数増加に伴い、手術件数においても大腿骨近位部・前腕骨の骨折観血的手術や股関節人工骨頭挿入術の件数が増えています。
入院早期より関連部署が積極的に介入し後方病院への転院を進めることにより急性期病棟における入院期間短縮に努めています。
入院早期より関連部署が積極的に介入し後方病院への転院を進めることにより急性期病棟における入院期間短縮に努めています。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) | 34 | 2.24 | 22.03 | 29.41% | 78.50 | 慢性硬膜下血腫 |
K1771 | 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) | - | - | - | - | - | |
K164-5 | 内視鏡下脳内血腫除去術 | - | - | - | - | - | |
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | - | - | - | - | - | |
K1781 | 経皮的頚動脈コイル塞栓術 | - | - | - | - | - |
軽微な頭部打撲の後、約1-2ケ月で頭に血がたまる病気、慢性硬膜下血腫がもっとも多くなっています。入院は1週間程度ですが、術後在宅への不安がある場合、地域包括ケア病棟も活用できるシステムを活用しております。また当院では、ステント留置術やコイル塞栓術といった、血管内治療に力をいれています。
より患者様のニーズに合わせた治療を選択できるよう努めております。
より患者様のニーズに合わせた治療を選択できるよう努めております。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K768 | 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 | 35 | 0.03 | 1.06 | 0.00% | 57.74 | 体外衝撃波結石術 |
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 28 | 1.64 | 5.75 | 0.00% | 76.54 | 経尿道的膀胱腫瘍 |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 17 | 0.06 | 10.71 | 5.88% | 71.06 | |
K775 | 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 | - | - | - | - | - | |
K800-2 | 経尿道的電気凝固術 | - | - | - | - | - |
腎、尿管結石に対する体外衝撃波結石破砕術が最も多く、体への負担は比較的軽く砕石効果もかなり期待できます。
次いで膀胱癌に対する経尿道的手術が多く、術後在院日数を少なくするよう努めています。
泌尿器科疾患だけでなく、外科や産婦人科で必要な患者さんにも尿管ステント留置や腎瘻造設で治療のサポートをしています。
次いで膀胱癌に対する経尿道的手術が多く、術後在院日数を少なくするよう努めています。
泌尿器科疾患だけでなく、外科や産婦人科で必要な患者さんにも尿管ステント留置や腎瘻造設で治療のサポートをしています。
形成外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0062 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) | - | - | - | - | - | |
K2191 | 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | - | - | - | - | - | |
K0063 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) | - | - | - | - | - | |
K0301 | 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) | - | - | - | - | - | |
K0051 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) | - | - | - | - | - |
入院から手術までの日数は、大まかに、全身麻酔は前日入院、局所麻酔は当日午前入院としています。皮膚皮下腫瘍摘出術や皮膚悪性腫瘍切除術は年齢、腫瘍の大きさ、術式等で麻酔方法を選択しています。術後は安静目的の入院がほとんどで、術後の処置が困難で抜糸まで入院を継続されるご高齢の患者様は在院日数が長くなっています。眼瞼下垂症手術は大半が局所麻酔での手術になります。
当科はほとんどが手術目的の短期入院のため、転院はほとんどありません。
当科はほとんどが手術目的の短期入院のため、転院はほとんどありません。
皮膚科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 11 | 0.09 | 1.09 | 0.00% | 80.45 | |
K013-21 | 全層植皮術(25c㎡未満) | - | - | - | - | - | |
K0052 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) | - | - | - | - | - | |
K0022 | デブリードマン(100cm2以上3000cm2未満) | - | - | - | - | - | |
K0061 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) | - | - | - | - | - |
基底細胞癌や有棘細胞癌などの悪性腫瘍腫瘍や粉瘤、母斑、脂肪腫といった良性皮膚腫瘍の切除術、植皮術、皮弁形成術を行っています。
褥瘡や皮膚膿瘍などを切開排膿やデブリドマンも行っています。
術後の観察、安全な対応が必要な患者さんは入院の上で、通院で対応のできる状態の患者さんについては日帰りで手術を行っています。
褥瘡や皮膚膿瘍などを切開排膿やデブリドマンも行っています。
術後の観察、安全な対応が必要な患者さんは入院の上で、通院で対応のできる状態の患者さんについては日帰りで手術を行っています。
産婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8982 | 帝王切開術(選択切開) | 27 | 1.22 | 7.81 | 0.00% | 30.74 | |
K877 | 子宮全摘術 | 22 | 1.05 | 8.41 | 0.00% | 49.77 | 腹式術 |
K8981 | 帝王切開術(緊急切開) | 13 | 0.38 | 7.62 | 0.00% | 32.69 | |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | - | - | - | - | - | 円錐切除術 |
K8881 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹) | - | - | - | - | - | 腹式術 |
当院は分娩を取り扱っています。母体、胎児の状況に合わせ帝王切開を行っています。
子宮や卵巣の良性疾患はもちろんのこと、悪性疾患の手術も行っています。
子宮や卵巣の良性疾患はもちろんのこと、悪性疾患の手術も行っています。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | 235 | 0.00 | 1.02 | 0.43% | 78.03 | 白内障 |
K2821イ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(縫着レンズ挿入) | - | - | - | - | - | 白内障 |
K2822 | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない) | - | - | - | - | - | 白内障 |
眼科では、白内障に対する手術がほぼ全てとなっております。全例入院しての手術となっております。
その他手術も少数例ながら必要に応じ行っております。
その他手術も少数例ながら必要に応じ行っております。
耳鼻いんこう科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 22 | 1.00 | 6.00 | 0.00% | 18.00 | 口蓋扁桃摘出術 |
K309 | 鼓膜(排液,換気)チューブ挿入術 | 18 | 0.00 | 1.39 | 0.00% | 5.56 | |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 13 | 1.00 | 6.46 | 0.00% | 61.23 | |
K368 | 扁桃周囲膿瘍切開術 | - | - | - | - | - | |
K3382 | 鼻甲介切除術(その他) | - | - | - | - | - |
手術は耳鼻咽喉科領域の良性疾患が主体です。安全第一を心がけたうえで、術前術後の入院期間はなるべく短くなるように配慮しています。
上記の表には、外来で行う小手術は含まれていません。
上記の表には、外来で行う小手術は含まれていません。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | 25 | 0.00% | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 10 | 0.13% |
異なる | 54 | 0.71% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 19 | 0.25% |
異なる | 17 | 0.22% |
医療の質を改善するため、臨床上ゼロにすることはできない傷病のうちの4つの傷病名について示しております。入院契機病名(入院のきっかけとなった傷病)の同一性の有無を区別して対象患者数と発症率を示したものです。平成30年度は前年度より敗血症を伴う症例(重症患者さん)が減少しております。手術や処置などでは合併症を起こさぬように細心の注意を払っております。
※手術・術後の合併症(180040)の傷病名内訳(患者数10未満は-(ハイフン)で表示)
後出血 -件、 術後血腫 -件、 術後瘻孔形成 -件、 縫合不全 -件、 術後膿瘍 -件、 術後感染症 -件、 術後合併症 -件、 吻合部狭窄 -件、 透析シャント狭窄 -件、 頚動脈ステント狭窄 -件、 生検後感染 -件、 中心静脈カテーテル感染症 -件、 内固定剤の突出 -件、 薬剤性ショック -件、 人工股関節感染 -件、 切断端感染症 -件
※手術・術後の合併症(180040)の傷病名内訳(患者数10未満は-(ハイフン)で表示)
後出血 -件、 術後血腫 -件、 術後瘻孔形成 -件、 縫合不全 -件、 術後膿瘍 -件、 術後感染症 -件、 術後合併症 -件、 吻合部狭窄 -件、 透析シャント狭窄 -件、 頚動脈ステント狭窄 -件、 生検後感染 -件、 中心静脈カテーテル感染症 -件、 内固定剤の突出 -件、 薬剤性ショック -件、 人工股関節感染 -件、 切断端感染症 -件
更新履歴
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tsvファイル
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)(ファイル:3KB)
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数(ファイル:221bytes)
成人市中肺炎の重症度別患者数等(ファイル:229bytes)
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)(ファイル:2KB)
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)(ファイル:300bytes)
患者用パス
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当院の平成30年度のDPC算定退院患者数は6,490人となっています。その中で、60歳以上の患者の割合は約70%にのぼり、地域社会の高齢化が表れています。