DPCデータを用いた病院指標(令和3年度)
最終更新日:2022年9月28日
令和3年度 津島市民病院 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
1.年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 10 | 43 | 116 | 98 | 227 | 430 | 611 | 1493 | 1353 | 379 |
2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
●消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 大腸ポリープ 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 73 | 2.33 | 2.65 | 0.00% | 67.78 | |
060340xx03x00x | 胆管結石、胆管炎 内視鏡的手術あり | 43 | 11.49 | 9.21 | 2.33% | 73.93 | |
060102xx99xxxx | 大腸憩室性疾患 | 27 | 7.78 | 7.70 | 0.00% | 64.41 | |
110310xx99xxxx | 腎臓または尿路の感染症 | 27 | 28.37 | 13.14 | 18.52% | 83.26 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 26 | 28.42 | 20.57 | 11.54% | 81.31 |
近年大腸癌の患者数の増加がみられ、早期発見のために健診にて便潜血検査を受け、陽性であれば大腸内視鏡検査を行います。内視鏡検査で腺腫が認められた場合には、数年の間に癌化する可能性があるため、内視鏡的にポリープ切除を行います。ある程度の大きさ以上になると後出血の危険があるため止血処置を行い、入院での経過観察を行います。
胆嚢結石に伴う病態として胆嚢炎や胆管炎があり、総胆管に結石ができると胆汁が滞り、腹痛、黄疸、発熱といった症状がみられ、放置すれば敗血症を引き起こします。内視鏡的に胆管へドレナージチューブを留置したり、結石を除去する治療を行います。
大腸壁に憩室がある方は少なからず認められますが、無症状で経過する場合がほとんどです。時に急な出血を起こしたり、限局性の炎症を起こしたりすることがあります。絶食で保存的に軽快することが多いですが、穿孔したり狭窄したりした場合には外科手術が必要となる場合があります。
胆嚢結石に伴う病態として胆嚢炎や胆管炎があり、総胆管に結石ができると胆汁が滞り、腹痛、黄疸、発熱といった症状がみられ、放置すれば敗血症を引き起こします。内視鏡的に胆管へドレナージチューブを留置したり、結石を除去する治療を行います。
大腸壁に憩室がある方は少なからず認められますが、無症状で経過する場合がほとんどです。時に急な出血を起こしたり、限局性の炎症を起こしたりすることがあります。絶食で保存的に軽快することが多いですが、穿孔したり狭窄したりした場合には外科手術が必要となる場合があります。
●循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx0200xx | 狭心症 経皮的冠動脈形成術 | 86 | 4.16 | 4.36 | 0.00% | 70.31 | |
050130xx9900xx | 心不全 | 67 | 24.06 | 17.35 | 8.96% | 84.13 | |
050050xx9910xx | 狭心症 心臓カテーテル検査 | 39 | 4.90 | 3.06 | 12.82% | 71.00 | |
050050xx9920xx | 狭心症 心臓カテーテル検査(血管内超音波検査加算) | 33 | 3.27 | 3.27 | 3.03% | 73.97 | |
050170xx03000x | 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 | 23 | 3.26 | 5.32 | 0.00% | 73.61 |
心不全の入院患者さんにおける、ご高齢の方の割合が増えてきました。
今後も引き続き患者さんにとって安全、安心な治療をいたします。
今後も引き続き患者さんにとって安全、安心な治療をいたします。
●呼吸器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍 肺生検 | 51 | 7.78 | 3.30 | 5.88% | 72.80 | |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 | 39 | 27.85 | 18.42 | 2.56% | 74.85 | |
040040xx9909xx | 肺の悪性腫瘍 ニボルマブ、ペムブロリズマブ、アテゾリズマブ | 37 | 15.86 | 10.46 | 0.00% | 71.05 | |
040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 | 24 | 18.92 | 13.12 | 8.33% | 77.25 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 19 | 23.00 | 20.57 | 0.00% | 83.21 |
(1)呼吸器内科で入院が最も多い疾患は、「肺の悪性腫瘍 肺生検」です。胸部X線異常陰影などで肺癌が疑われた場合、通常、診断を確定するために「経気管支的肺生検」(気管支鏡という内視鏡を用いて、気管支を経由して肺を生検する方法)」を行います。「経気管支的肺生検」で診断が確定できなかった場合や「経気管支的」には病巣へのアプローチが困難な場合は「CTガイド下経皮肺生検」(リアルタイムでCTの画像を確認しながら、体の外から針を刺して肺を生検する方法)を行います。どちらも広く一般に行われる検査ですが、より安全に行うため、入院下で行っています。
(2)2番目に多い疾患は、「間質性肺炎」の患者さんです。徐々にあるいは急速に呼吸不全・呼吸困難症状が進行し、最終的には人工呼吸器治療を行っても助からないこともしばしば見られる厳しい疾患です。最近は線維化を防ぐ複数の薬剤が使用できるようになり、また、その適応となる「間質性肺炎」の疾患の範囲も広がってきており、今後少しずつでも予後が改善されていくことが期待されます。
(3)3番目に多い疾患は、「肺の悪性腫瘍 ニボルマブ、ペムブロリズマブ、アテゾリズマブ」です。我々人間は、免疫によって自身に有害なものを取り除こうとするしくみを持っています。腫瘍は、その我々の免疫の攻撃対象からが逃れるための巧みなしくみを持っています。ニボルマブ、ペムブロリズマブ、アテゾリズマブというのは、「免疫チェックポイント阻害剤」と呼ばれる薬剤で、腫瘍が免疫から逃れるしくみを断ち切って、結果として我々が生来の免疫の力によって腫瘍を縮小させることを可能にする薬剤です。近年は、非常に多くの種類の「免疫チェックポイント阻害剤」が開発されており、あるいは従来からの抗癌剤との併用で、実際に市中病院の臨床の場でも使用できるようになってきて肺癌の予後を改善させてきています。
(4)4番目は(3)を除いた「肺の悪性腫瘍」の患者さんです。従来からの抗癌剤治療、全身状態の増悪に対しての対症的な治療、合併症に対する治療、その他などが含まれます。
(5)呼吸器内科の入院で5番目に多い疾患は「誤嚥性肺炎」で、口の中の食べ物や唾液などが、誤って気管の中に流れこんでしまうために起こる肺炎です。ご高齢や脳血管疾患のために嚥下の機能が低下した場合に起こる疾患で、口の中を清潔に保つことや、食べ物や唾液をきちんと飲み込めるように訓練することが重要になります。
(2)2番目に多い疾患は、「間質性肺炎」の患者さんです。徐々にあるいは急速に呼吸不全・呼吸困難症状が進行し、最終的には人工呼吸器治療を行っても助からないこともしばしば見られる厳しい疾患です。最近は線維化を防ぐ複数の薬剤が使用できるようになり、また、その適応となる「間質性肺炎」の疾患の範囲も広がってきており、今後少しずつでも予後が改善されていくことが期待されます。
(3)3番目に多い疾患は、「肺の悪性腫瘍 ニボルマブ、ペムブロリズマブ、アテゾリズマブ」です。我々人間は、免疫によって自身に有害なものを取り除こうとするしくみを持っています。腫瘍は、その我々の免疫の攻撃対象からが逃れるための巧みなしくみを持っています。ニボルマブ、ペムブロリズマブ、アテゾリズマブというのは、「免疫チェックポイント阻害剤」と呼ばれる薬剤で、腫瘍が免疫から逃れるしくみを断ち切って、結果として我々が生来の免疫の力によって腫瘍を縮小させることを可能にする薬剤です。近年は、非常に多くの種類の「免疫チェックポイント阻害剤」が開発されており、あるいは従来からの抗癌剤との併用で、実際に市中病院の臨床の場でも使用できるようになってきて肺癌の予後を改善させてきています。
(4)4番目は(3)を除いた「肺の悪性腫瘍」の患者さんです。従来からの抗癌剤治療、全身状態の増悪に対しての対症的な治療、合併症に対する治療、その他などが含まれます。
(5)呼吸器内科の入院で5番目に多い疾患は「誤嚥性肺炎」で、口の中の食べ物や唾液などが、誤って気管の中に流れこんでしまうために起こる肺炎です。ご高齢や脳血管疾患のために嚥下の機能が低下した場合に起こる疾患で、口の中を清潔に保つことや、食べ物や唾液をきちんと飲み込めるように訓練することが重要になります。
●内分泌内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10007xxxxxx1xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) インスリン製剤 | 51 | 14.18 | 14.41 | 1.96% | 67.04 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 26 | 39.38 | 20.57 | 38.46% | 83.88 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 11 | 20.00 | 13.14 | 18.18% | 85.82 | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | - | - | 10.66 | - | - | |
10006xxxxxx1xx | 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) インスリン製剤 | - | - | 13.42 | - | - |
内分泌科では、主に糖尿病症例に対する血糖コントロール目的・糖尿病教育目的での入院を行っています。
外来治療では血糖コントロールが困難な場合、インスリン注射の導入が必要な場合を始め、しっかりとした食事療法や糖尿病の知識を身に付けて頂き、今後の治療に生かして頂きます。
また、手術予定の糖尿病患者さんに対し、術後感染や創傷治癒遅延を起こりにくくする目的での術前血糖コントロール入院も行っております。
外来治療では血糖コントロールが困難な場合、インスリン注射の導入が必要な場合を始め、しっかりとした食事療法や糖尿病の知識を身に付けて頂き、今後の治療に生かして頂きます。
また、手術予定の糖尿病患者さんに対し、術後感染や創傷治癒遅延を起こりにくくする目的での術前血糖コントロール入院も行っております。
●腎臓内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110280xx9900xx | 慢性腎不全 | 24 | 9.08 | 10.39 | 0.00% | 58.71 | |
110310xx99xxxx | 腎臓または尿路の感染症 | 14 | 19.14 | 13.14 | 21.43% | 85.50 | |
110280xx9901xx | 慢性腎不全 人工腎臓(その他) | 12 | 16.00 | 13.74 | 0.00% | 75.00 | |
110290xx99x0xx | 急性腎不全 | 10 | 17.40 | 14.23 | 20.00% | 79.60 | |
110280xx02x00x | 慢性腎不全 内シャント造設術 | - | - | 7.87 | - | - |
当科では、慢性腎不全の教育を保存期教育入院のクリニカルパスを使用しおこなっております。
急性腎不全や慢性腎不全の精査加療を行っております。
新規血液透析導入になる患者さんには、透析導入後に指導をおこなっております。
透析導入のひと月から数か月前に血液透析導入準備として、内シャント設置術施行をおこなっております。
末期腎不全に伴う緊急透析による入院加療を行っております。
急性腎不全や慢性腎不全の精査加療を行っております。
新規血液透析導入になる患者さんには、透析導入後に指導をおこなっております。
透析導入のひと月から数か月前に血液透析導入準備として、内シャント設置術施行をおこなっております。
末期腎不全に伴う緊急透析による入院加療を行っております。
●脳神経内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060x2990401 | 脳梗塞 発症3日目以内 JCS10未満 エダラボン | 87 | 26.62 | 15.63 | 32.18% | 71.39 | |
110310xx99xxxx | 腎臓または尿路の感染症 | 20 | 26.80 | 13.14 | 5.00% | 76.80 | |
010060x2990201 | 脳梗塞 発症3日目以内 JCS10未満 リハビリ | 18 | 26.56 | 15.57 | 11.11% | 81.56 | |
010060x2990421 | 脳梗塞 発症3日目以内 JCS10未満 エダラボン 副傷病2あり | 18 | 59.39 | 29.68 | 38.89% | 80.39 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 16 | 41.19 | 20.57 | 25.00% | 84.88 |
急性期病院という当院の性格上、脳梗塞の発症3日以内の症例が大多数をしめており、地域人口の高齢化によって、平均年齢も上昇し、脳梗塞のtypeも変化しています。TIAも脳梗塞に準じて治療します。
転院率が去年より高くなったのは地域連携により回復期リハビリテーション病院への転院がより推進したためです。
後期高齢者が多く、嚥下障害を合併し、誤嚥性肺炎や尿路感染症などを起こすことが多くなっています。
転院率が去年より高くなったのは地域連携により回復期リハビリテーション病院への転院がより推進したためです。
後期高齢者が多く、嚥下障害を合併し、誤嚥性肺炎や尿路感染症などを起こすことが多くなっています。
●外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア ヘルニア手術、腹腔鏡下ヘルニア手術 | 83 | 4.28 | 4.74 | 0.00% | 71.00 | |
060150xx03xxxx | 急性虫垂炎 虫垂切除術、腹腔鏡下虫垂切除術 | 48 | 4.52 | 5.40 | 0.00% | 43.75 | |
060210xx99000x | 腸閉塞 | 42 | 7.86 | 9.00 | 0.00% | 73.19 | |
060330xx02xxxx | 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 35 | 5.74 | 6.25 | 0.00% | 56.40 | |
090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術 | 28 | 11.36 | 10.15 | 0.00% | 66.75 |
虫垂炎、鼠径ヘルニア、腸閉塞、胆石症の症例が多く、低侵襲な腹腔鏡での手術がほとんどの症例で行われています。
入院患者さんの約7割が手術症例で大腸がん、胃癌、乳癌の症例も多く入院しています。
入院患者さんの約7割が手術症例で大腸がん、胃癌、乳癌の症例も多く入院しています。
●整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿骨骨折 骨折観血的手術、人工骨頭挿入術 | 146 | 24.49 | 25.32 | 79.45% | 84.50 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 骨折観血的手術 | 54 | 2.59 | 4.99 | 1.85% | 64.54 | |
160720xx01xxxx | 上腕・肩関節周辺の骨折 骨折観血的手術 | 21 | 8.43 | 14.64 | 9.52% | 76.62 | |
07040xxx01xxxx | 変形性股関節症 人工関節置換術 | 17 | 31.53 | 20.63 | 17.65% | 63.24 | |
160835xx01xx0x | 脛骨・腓骨骨折 骨折観血的手術 | 14 | 23.36 | 20.03 | 21.43% | 56.21 |
高齢化に伴い、大腿骨近位部骨折・橈骨遠位端骨折・上腕骨近位端骨折など高齢者に多くみられる骨折の入院症例数が増加しています。
●脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160100xx97x01x | 頭蓋(内)損傷 慢性硬膜下血腫洗浄術 副傷病あり | 27 | 29.41 | 23.02 | 18.52% | 78.26 | |
010040x199x0xx | 脳内出血 JCS10以上 | 25 | 44.60 | 22.42 | 52.00% | 68.08 | |
160100xx97x00x | 頭蓋(内)損傷 慢性硬膜下血腫洗浄術 | 13 | 21.08 | 9.78 | 7.69% | 78.54 | |
160100xx99x01x | 頭蓋(内)損傷 副傷病あり | 10 | 35.00 | 19.98 | 30.00% | 82.70 | |
010030xx9910xx | 未破裂脳動脈瘤 動脈造影カテーテル法 | - | - | 2.99 | - | - |
当院では、頭部外傷および軽微な外傷の後、頭部に血がたまる慢性硬膜下血腫という病気が多いです。
手術をすることで症状は改善されます。手術後自宅退院が不安な場合は、地域包括ケア病棟などを活用し、患者さんの不安を解消するようにしています。
急性期脳卒中や予防的治療にも力をいれており、市民の方々のサポートをおこなっています。
手術をすることで症状は改善されます。手術後自宅退院が不安な場合は、地域包括ケア病棟などを活用し、患者さんの不安を解消するようにしています。
急性期脳卒中や予防的治療にも力をいれており、市民の方々のサポートをおこなっています。
●形成外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020230xx97x0xx | 眼瞼下垂症 眼瞼下垂手術 | 14 | 8.21 | 2.94 | 0.00% | 75.00 | |
180060xx97xxxx | 皮膚腫瘍(性状不詳) 皮膚、皮下腫瘍摘出術 | - | - | 6.18 | - | - | |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍 皮膚、皮下腫瘍摘出術 | - | - | 4.66 | - | - | |
080007xx010xxx | 皮膚の良性腫瘍 皮膚、皮下腫瘍摘出術 | - | - | 4.01 | - | - | |
020320xx97xxxx | 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 眼瞼外・内反症手術 | - | - | 3.11 | - | - |
形成外科では眼瞼下垂症や眼瞼部の疾患の手術、皮膚皮下腫瘍(良性、悪性)の手術などを多く行っています。
眼瞼下垂症では術後の処置に不安があり、抜糸まで入院を継続されるご高齢の患者さんが多いため、平均在院日数が長くなっています。
皮膚皮下腫瘍は年齢、腫瘍の大きさ、部位に応じて麻酔方法を選択し、摘出後の欠損の大きさによって植皮術や皮弁形成術を追加します。
皮膚悪性腫瘍は70歳以上の顔面に多く、摘出範囲が大きければ植皮術や局所皮弁形成術を行います。軟部良性腫瘍は皮下脂肪腫が多く、大きさは様々です。入院期間は1週間前後となります。
少数ですが筋層内の脂肪腫や四肢の軟部良性腫瘍等も扱います。
当科は手術や外傷後の安静目的の短期入院のことが多く、転院はほとんどありません。
眼瞼下垂症では術後の処置に不安があり、抜糸まで入院を継続されるご高齢の患者さんが多いため、平均在院日数が長くなっています。
皮膚皮下腫瘍は年齢、腫瘍の大きさ、部位に応じて麻酔方法を選択し、摘出後の欠損の大きさによって植皮術や皮弁形成術を追加します。
皮膚悪性腫瘍は70歳以上の顔面に多く、摘出範囲が大きければ植皮術や局所皮弁形成術を行います。軟部良性腫瘍は皮下脂肪腫が多く、大きさは様々です。入院期間は1週間前後となります。
少数ですが筋層内の脂肪腫や四肢の軟部良性腫瘍等も扱います。
当科は手術や外傷後の安静目的の短期入院のことが多く、転院はほとんどありません。
●皮膚科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 28 | 6.54 | 9.22 | 0.00% | 73.00 | |
080010xxxx0xxx | 蜂窩織炎、丹毒 | 26 | 11.46 | 13.07 | 3.85% | 69.96 | |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍 皮膚悪性腫瘍切除術、全層植皮術等 | 10 | 3.90 | 7.68 | 0.00% | 73.60 | |
080080xxxxxx0x | 痒疹、蕁麻疹 | - | - | 4.78 | - | - | |
080007xx010xxx | 皮膚の良性腫瘍 皮膚、皮下腫瘍摘出術 | - | - | 4.01 | - | - |
細菌やウイルス感染症、湿疹皮膚炎群、薬疹、類天疱瘡といった薬物療法を主体として治療する疾患から皮膚の良性腫瘍や皮膚悪性腫瘍の手術まで幅広い疾患に対して入院診療を行っています。
褥瘡に関しては毎週火曜日午後2時から専門外来で対応しております。
水泡性類天疱瘡への免疫グロブリン療法(IVIG)も施行しています。
また、尋常性乾癬に対する生物学的製剤の内服と注射を行い、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症、化膿性汗腺炎に対する生物学的製剤への注射も行っております。
褥瘡に関しては毎週火曜日午後2時から専門外来で対応しております。
水泡性類天疱瘡への免疫グロブリン療法(IVIG)も施行しています。
また、尋常性乾癬に対する生物学的製剤の内服と注射を行い、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症、化膿性汗腺炎に対する生物学的製剤への注射も行っております。
●泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 前立腺針生検法 | 53 | 2.23 | 2.50 | 0.00% | 72.60 | |
11012xxx04xxxx | 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 | 24 | 2.00 | 2.59 | 0.00% | 58.96 | |
110070xx03x20x | 膀胱の悪性腫瘍 膀胱悪性手術(経尿道的手術) 化学療法 | 21 | 7.10 | 6.86 | 0.00% | 79.81 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 17 | 15.76 | 13.14 | 11.76% | 75.35 | |
180010x0xxx0xx | 敗血症(1歳以上) | 16 | 34.00 | 19.22 | 25.00% | 78.50 |
腎、尿管結石に対する低侵襲の体外衝撃波結石破砕術を施行しています。
検診が普及し発見されることが多くなった前立腺癌の検査を1泊2日で施行しています。
腎臓の感染や他科疾患による腎不全などに対し尿管ステント留置術を迅速に施行しています。
膀胱癌に対する内視鏡的手術を積極的に行っています。
検診が普及し発見されることが多くなった前立腺癌の検査を1泊2日で施行しています。
腎臓の感染や他科疾患による腎不全などに対し尿管ステント留置術を迅速に施行しています。
膀胱癌に対する内視鏡的手術を積極的に行っています。
●婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120010xx99x50x | 卵巣の悪性腫瘍 カルボプラチン+ドセタキセル、パクリタキセル | - | - | 4.23 | - | - | |
12002xxx02x0xx | 子宮の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 | - | - | 3.05 | - | - | |
120110xx99xxxx | 子宮・子宮附属器の炎症性疾患 | - | - | 8.60 | - | - | |
12002xxx99x40x | 子宮の悪性腫瘍 化学療法 | - | - | 4.34 | - | - | |
120060xx01xxxx | 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術、子宮筋腫摘出術等 | - | - | 9.46 | - | - |
当院では子宮、卵巣、膣の良性疾患の入院や、悪性疾患の化学療法等の治療を行っています。
●眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障 水晶体再建術 片眼 | 173 | 1.82 | 2.71 | 0.00% | 75.90 | |
020110xx97xxx1 | 白内障 水晶体再建術 両眼 | - | - | 4.83 | - | - | |
10007xxxxxx1xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) インスリン製剤 | - | - | 14.41 | - | - | |
020110xx99xxxx | 白内障 手術なし | - | - | 2.61 | - | - | |
020360xx99xxxx | 眼球の障害 手術なし | - | - | 12.64 | - | - |
当院眼科における手術は、日帰り入院と1泊2日入院から選択が可能で、80代、90代のご高齢の方でも手術が可能です。
また、呼吸機能などに問題がなければ、局所麻酔での手術が困難な患者さんの場合、全身麻酔での手術も可能です。
両眼とも手術を受けられる方は、保険診療の規則により、片眼の術後に一旦退院し、翌々週以降に再入院して反対側の眼の手術を受けていただく形になります。
白内障手術によって視機能が改善することにより、日常生活動作(ADL)や認知機能の改善も期待出来ます。
退院後の通院に関しましては、患者さんのご希望に応じ、術後翌週からは、ご自宅近くの開業医眼科等にご紹介することも可能です。
その他、霰粒腫や翼状片、結膜弛緩症、眼瞼内反症、角膜帯状変性等に対する外眼部の小手術も、外来処置室もしくは手術室にて適宜行っております。
手術以外にも、視神経疾患や原田病等に対するステロイドパルスや、感染性角膜潰瘍、眼窩蜂窩織炎等に対する入院治療も行っております。
なお、緑内障や網膜疾患に対する手術、円錐角膜等の角膜疾患、内視鏡が必要な涙道疾患については、当科での対応が困難なため、大学病院等へご紹介しております。
また、呼吸機能などに問題がなければ、局所麻酔での手術が困難な患者さんの場合、全身麻酔での手術も可能です。
両眼とも手術を受けられる方は、保険診療の規則により、片眼の術後に一旦退院し、翌々週以降に再入院して反対側の眼の手術を受けていただく形になります。
白内障手術によって視機能が改善することにより、日常生活動作(ADL)や認知機能の改善も期待出来ます。
退院後の通院に関しましては、患者さんのご希望に応じ、術後翌週からは、ご自宅近くの開業医眼科等にご紹介することも可能です。
その他、霰粒腫や翼状片、結膜弛緩症、眼瞼内反症、角膜帯状変性等に対する外眼部の小手術も、外来処置室もしくは手術室にて適宜行っております。
手術以外にも、視神経疾患や原田病等に対するステロイドパルスや、感染性角膜潰瘍、眼窩蜂窩織炎等に対する入院治療も行っております。
なお、緑内障や網膜疾患に対する手術、円錐角膜等の角膜疾患、内視鏡が必要な涙道疾患については、当科での対応が困難なため、大学病院等へご紹介しております。
●耳鼻いんこう科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 21 | 4.57 | 5.71 | 0.00% | 39.19 | |
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 17 | 6.76 | 7.84 | 0.00% | 19.35 | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸症候群 終夜睡眠ポリグラフィー | 16 | 2.00 | 2.03 | 0.00% | 52.69 | |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 15 | 9.93 | 4.92 | 0.00% | 69.27 | |
030270xxxxxxxx | 上気道炎 | - | - | 4.78 | - | - |
当院での入院は2次医療的疾患が主体を占めています。入院が必要だと判断されれば、速やかに入院管理とし、早期の軽快退院を目指しています。
患者さんひとりひとりの症状に合わせたきめ細かい対応を心がけています。
患者さんひとりひとりの症状に合わせたきめ細かい対応を心がけています。
3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 21 | - | 14 | 18 | - | 13 | 1 | 8 |
大腸癌 | 22 | 33 | 47 | 37 | - | 13 | 1 | 8 |
乳癌 | 16 | 17 | - | - | - | - | 1 | 8 |
肺癌 | - | - | - | 32 | 16 | 23 | 1 | 8 |
肝癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
胃癌は、早期がんと進行癌に2極化しています。検診発見の早期癌に対しては内視鏡による治療や、腹腔鏡下手術を実施しています。症状発現後の進行癌に対しては開腹手術+抗がん剤治療を行っています。切除不能進行再発癌に対しては化学療法を行っています。
大腸癌は局所進行癌以外は腹腔鏡下手術が行われています。リンパ節転移や遠隔転移を伴うStage Ⅲ、Ⅳ症例に対しては手術のみでなく、化学療法を併用し治療を行っています。化学療法は主に外来で行っています。
乳癌は自己発見が可能な癌であり(検診も含めて)、比較的早期に見つかっています。術前、術後補助療法や再発時も主に外来においてホルモン、化学療法を行います。
切除可能な肺癌は診断後に専門施設に紹介しています。術後補助療法の必要なStage Ⅲや、受診時に遠隔転移を認めるStage Ⅳに対しては当院にて外来または入院にて抗癌剤治療を行っています。
肝癌はウイルス性肝炎に対する治療薬の進歩により減少しています。限局していれば肝機能を考慮し、肝切除術を行いますが、Stageの進んだものが多く、全身化学療法、化学塞栓療法などで治療しています。
進行再発症例に対しては手術単独での治癒は困難であり、新しい薬剤の開発も見られ、抗がん剤治療が行われる事が多い。癌に対する治療と並行して症状緩和のための治療(緩和医療)も診断時から同時に行われており、病状、予後の状態により緩和ケア病棟も利用しています。
大腸癌は局所進行癌以外は腹腔鏡下手術が行われています。リンパ節転移や遠隔転移を伴うStage Ⅲ、Ⅳ症例に対しては手術のみでなく、化学療法を併用し治療を行っています。化学療法は主に外来で行っています。
乳癌は自己発見が可能な癌であり(検診も含めて)、比較的早期に見つかっています。術前、術後補助療法や再発時も主に外来においてホルモン、化学療法を行います。
切除可能な肺癌は診断後に専門施設に紹介しています。術後補助療法の必要なStage Ⅲや、受診時に遠隔転移を認めるStage Ⅳに対しては当院にて外来または入院にて抗癌剤治療を行っています。
肝癌はウイルス性肝炎に対する治療薬の進歩により減少しています。限局していれば肝機能を考慮し、肝切除術を行いますが、Stageの進んだものが多く、全身化学療法、化学塞栓療法などで治療しています。
進行再発症例に対しては手術単独での治癒は困難であり、新しい薬剤の開発も見られ、抗がん剤治療が行われる事が多い。癌に対する治療と並行して症状緩和のための治療(緩和医療)も診断時から同時に行われており、病状、予後の状態により緩和ケア病棟も利用しています。
4.成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | 70 | 22.30 | 79.89 |
重症 | 21 | 31.19 | 84.33 |
超重症 | 11 | 35.64 | 85.36 |
不明 | - | - | - |
市中肺炎とは病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎です。重症度は以下の5つの指標、1)高齢、2)腎機能障害や脱水、3)低酸素血症、4)意識障害、5)血圧低下、の項目数によって分類されます。軽症は項目数0、中等症は1~2項目、重症は3項目、超重症は4~5項目を満たす場合です。軽症は外来治療が選択される場合が多いため、令和3年度は令和2年度と同様に入院症例がありませんでした。中等症は令和3年度は令和2年度より症例数が増加しました。一方、重症・超重症は令和3年度の症例数は減少しましたが、在院日数が延長しました。
5.脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 220 | 35.53 | 76.55 | 33.18% |
その他 | 15 | 21.33 | 75.13 | 26.67% |
脳梗塞とは頭蓋内で脳を還流する血管が閉塞し、急激に神経症状を発現するものです。
高血圧、糖尿病、高脂血症,高齢化による心房細動,が大きな危険因子となっています。
当院では3日以内発症の脳梗塞が大部分で、地域連携により回復期リハビリテーション病院への転院が増加しました。
一過性脳虚血発作もガイドラインに従い治療し、脳梗塞への進展を予防します。
高血圧、糖尿病、高脂血症,高齢化による心房細動,が大きな危険因子となっています。
当院では3日以内発症の脳梗塞が大部分で、地域連携により回復期リハビリテーション病院への転院が増加しました。
一過性脳虚血発作もガイドラインに従い治療し、脳梗塞への進展を予防します。
6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
●消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 70 | 1.14 | 18.36 | 5.71% | 78.13 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 62 | 0.16 | 1.11 | 0.00% | 68.02 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) | 23 | 3.87 | 4.61 | 0.00% | 71.74 | |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) | 19 | 0.05 | 1.37 | 0.00% | 66.74 | |
K664 | 胃瘻造設術 | 13 | 3.00 | 26.77 | 30.77% | 82.38 |
総胆管結石による胆管閉塞や、胆管癌、膵癌などの悪性腫瘍による胆管狭窄により黄疸、胆管炎を生じている場合に、内視鏡的に胆管へドレナージチューブ(プラスチックステント)を留置して対応します。
また悪性胆道狭窄で手術適応のないケースではメタリックステントを半永久的に留置する場合があります。(内視鏡的胆道ステント留置術)主に総胆管結石を除去する目的で、総胆管出口の乳頭を切開して排出させます。(内視鏡的乳頭切開術)
大腸に腺腫が認められた場合には、数年の間に癌化する可能性があるため、内視鏡的にポリープ切除を行います。ある程度の大きさ以上になると後出血の危険があるため、止血処置を行い、入院での経過観察を行います。(内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術)
嚥下障害などで経口摂取困難になった場合に、経腸栄養ルートとしての胃瘻を内視鏡を使用して造設します。(胃瘻造設術)
また悪性胆道狭窄で手術適応のないケースではメタリックステントを半永久的に留置する場合があります。(内視鏡的胆道ステント留置術)主に総胆管結石を除去する目的で、総胆管出口の乳頭を切開して排出させます。(内視鏡的乳頭切開術)
大腸に腺腫が認められた場合には、数年の間に癌化する可能性があるため、内視鏡的にポリープ切除を行います。ある程度の大きさ以上になると後出血の危険があるため、止血処置を行い、入院での経過観察を行います。(内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術)
嚥下障害などで経口摂取困難になった場合に、経腸栄養ルートとしての胃瘻を内視鏡を使用して造設します。(胃瘻造設術)
●循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 38 | 1.58 | 7.24 | 0.00% | 69.24 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 30 | 1.03 | 1.23 | 0.00% | 73.67 | |
K5481 | 経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル) | 24 | 3.29 | 5.71 | 0.00% | 75.21 | |
K5463 | 経皮的冠動脈形成術(その他) | 19 | 1.74 | 2.53 | 0.00% | 71.53 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 15 | 3.67 | 13.87 | 0.00% | 80.13 |
患者さん一人ひとりの、年齢、症状、診察所見、生活状況、家族環境、お考えなどを勘案して、その方にとって最も適切な検査(心臓超音波、トレッドミル心電図、冠動脈CT、心筋シンチなど)、治療(薬剤内服治療、カテーテル治療、バイパス手術、弁膜症手術など)を一緒に検討し決定していきます。
●腎臓内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術) | 17 | 4.76 | 7.35 | 5.88% | 76.35 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
K616-41 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 | - | - | - | - | - | |
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | - | - | - | - | - |
血液透析施行するときに必要な手首等の表面にある静脈と動脈を吻合する内シャント設置術を行っております。
当院で対応可能な内シャント狭窄に対してはPTAを行っております。
当院で対応可能な内シャント狭窄に対してはPTAを行っております。
●外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 55 | 1.24 | 3.80 | 0.00% | 61.20 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 48 | 0.23 | 3.29 | 0.00% | 43.56 | |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 42 | 1.19 | 2.10 | 0.00% | 74.60 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 42 | 1.17 | 2.10 | 0.00% | 67.50 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 28 | 3.93 | 14.39 | 3.57% | 73.07 |
入院患者さんの約7割が手術症例で大腸がん、胃癌、乳癌の症例も多く入院しています。
虫垂炎はほとんどの症例が腹腔鏡で行われています。また、大腸がん、胃癌手術の7割以上が腹腔鏡で行われています。
鼠径ヘルニアに対しては患者さんの希望で腹腔鏡手術と腰椎麻酔での前方アプローチ法を選択していただいています。
腹腔鏡手術は開腹手術と比較して術後の回復が早く、早期退院につながっています。
虫垂炎はほとんどの症例が腹腔鏡で行われています。また、大腸がん、胃癌手術の7割以上が腹腔鏡で行われています。
鼠径ヘルニアに対しては患者さんの希望で腹腔鏡手術と腰椎麻酔での前方アプローチ法を選択していただいています。
腹腔鏡手術は開腹手術と比較して術後の回復が早く、早期退院につながっています。
●整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) | 106 | 1.82 | 21.61 | 76.42% | 85.22 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕) | 38 | 0.79 | 1.71 | 2.63% | 68.87 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | 37 | 4.38 | 21.22 | 83.78% | 82.92 | |
K0461 | 骨折観血的手術(上腕) | 23 | 2.17 | 4.52 | 8.70% | 74.35 | |
K0462 | 骨折観血的手術(下腿) | 17 | 4.41 | 19.76 | 29.41% | 55.71 |
大腿骨近位部骨折・橈骨遠位端骨折の症例数増加に伴い、手術件数においても大腿骨近位部・前腕骨の骨折観血的手術や人工骨頭挿入術(股関節)の件数が増えています。
入院早期より関連部署が連携し回復期病床を持つ病院への転院を進めることにより、急性期病棟における入院期間短縮に努めています。
入院早期より関連部署が連携し回復期病床を持つ病院への転院を進めることにより、急性期病棟における入院期間短縮に努めています。
●脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) | 26 | 4.35 | 22.81 | 11.54% | 76.77 | |
K1781 | 脳血管内手術(1箇所) | - | - | - | - | - | |
K1771 | 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) | - | - | - | - | - | |
K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) | - | - | - | - | - |
軽微な頭部打撲の後、約1-2ケ月で頭に血がたまる病気、慢性硬膜下血腫がもっとも多くなっています。入院は1週間程度ですが、術後在宅への不安がある場合、地域包括ケア病棟も活用できるシステムを活用しております。また当院では、ステント留置術やコイル塞栓術といった、血管内治療に力を入れています。また神経内科と連携し、血栓回収など、脳梗塞急性期の治療にも力をいれています。
より患者さんのニーズに合わせた治療を選択できるよう努めております。
より患者さんのニーズに合わせた治療を選択できるよう努めております。
●形成外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2191 | 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | 13 | 0.46 | 6.85 | 0.00% | 75.15 | |
K0062 | 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm~6cm) | - | - | - | - | - | |
K0052 | 皮膚腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝~4㎝) | - | - | - | - | - | |
K0301 | 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩) | - | - | - | - | - | |
K0063 | 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm~12cm) | - | - | - | - | - |
入院から手術までの日数は、大まかに、全身麻酔は前日入院、局所麻酔は当日午前入院としています。眼瞼下垂症手術は局所麻酔での手術になります。術後は安静目的の入院がほとんどで、術後の処置が困難で抜糸まで入院を継続されるご高齢の患者さんは在院日数が長くなっています。
皮膚皮下腫瘍摘出術や皮膚悪性腫瘍切除術は年齢、腫瘍の大きさ、術式等で麻酔方法を選択しています。
当科はほとんどが手術目的の短期入院のため、転院は稀です。
皮膚皮下腫瘍摘出術や皮膚悪性腫瘍切除術は年齢、腫瘍の大きさ、術式等で麻酔方法を選択しています。
当科はほとんどが手術目的の短期入院のため、転院は稀です。
●皮膚科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 12 | 0.25 | 2.42 | 0.00% | 74.67 | |
K0052 | 皮膚腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝~4㎝) | - | - | - | - | - | |
K0022 | デブリードマン(100c㎡~3000c㎡) | - | - | - | - | - | |
K0051 | 皮膚腫瘍摘出術(露出部)(~長径2㎝) | - | - | - | - | - | |
K0063 | 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm~12cm) | - | - | - | - | - |
基底細胞癌や有棘細胞癌などの皮膚悪性腫瘍や粉瘤、母斑、脂肪腫といった良性皮膚腫瘍の切除術をはじめ植皮術(全層、分層)、皮弁形成術などの再建術も行っています。褥瘡、皮下膿瘍などへの切開排膿やデブリードマンも行っています。
術後の観察、安全な対応が必要な患者さんは入院の上で、通院で対応のできる状態の患者さんについては日帰りで手術を行っています。
術後の観察、安全な対応が必要な患者さんは入院の上で、通院で対応のできる状態の患者さんについては日帰りで手術を行っています。
●泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術・電解質溶液利用) | 28 | 1.25 | 4.46 | 0.00% | 79.25 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 27 | 0.59 | 24.89 | 7.41% | 77.63 | |
K768 | 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 | 25 | 0.04 | 1.16 | 0.00% | 58.88 | |
K797 | 膀胱内凝血除去術 | - | - | - | - | - | |
K8411 | 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用のもの) | - | - | - | - | - |
腎、尿管結石に対する体外衝撃波結石破砕術が最も多く、体への負担は比較的軽く砕石効果もかなり期待できます。
次いで膀胱癌に対する経尿道的手術が多く、合併症が少なくするよう努めています。
泌尿器科疾患だけでなく、外科や産婦人科で必要な患者さんにも尿管ステント留置や腎瘻造設で治療のサポートをしています。
次いで膀胱癌に対する経尿道的手術が多く、合併症が少なくするよう努めています。
泌尿器科疾患だけでなく、外科や産婦人科で必要な患者さんにも尿管ステント留置や腎瘻造設で治療のサポートをしています。
●婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 10 | 0.00 | 1.00 | 0.00% | 38.40 | |
K871 | 子宮息肉様筋腫摘出術(腟式) | - | - | - | - | - | |
K635 | 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 | - | - | - | - | - | |
K9091イ | 流産手術(妊娠11週まで)(手動真空吸引法による) | - | - | - | - | - | |
K8722 | 子宮筋腫摘出(核出)術(腟式) | - | - | - | - | - |
当院では子宮頸部高度異形成、上皮内癌の手術である円錐切除術、子宮内膜異型増殖症や内膜ポリープの手術である子宮内膜掻爬術などを行っています。
●眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | 178 | 0.11 | 0.82 | 0.00% | 75.53 | |
K2822 | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない) | - | - | - | - | - | |
K2762 | 網膜光凝固術(その他特殊) | - | - | - | - | - | |
当院眼科における手術は、日帰り入院と1泊2日入院から選択が可能で、80代、90代のご高齢の方でも手術が可能です。また、呼吸機能などに問題がなければ、局所麻酔での手術が困難な患者さんの場合、全身麻酔での手術も可能です。
両眼とも手術を受けられる患者さんは、保険診療の関係から、片眼の手術後に一旦退院し、後日、再入院して反対側の眼の手術を受ける形になります。
白内障手術によって視機能が改善することにより、日常生活動作(ADL)や認知機能の改善も期待出来ます。
退院後の通院は、患者さんのご希望に応じ、術後早期にお近くの眼科にご紹介することも可能です。
その他、霰粒腫や翼状片、結膜弛緩症、眼瞼内反症、角膜帯状変性等に対する外眼部の小手術も、外来処置室もしくは手術室にて適宜行っております。
両眼とも手術を受けられる患者さんは、保険診療の関係から、片眼の手術後に一旦退院し、後日、再入院して反対側の眼の手術を受ける形になります。
白内障手術によって視機能が改善することにより、日常生活動作(ADL)や認知機能の改善も期待出来ます。
退院後の通院は、患者さんのご希望に応じ、術後早期にお近くの眼科にご紹介することも可能です。
その他、霰粒腫や翼状片、結膜弛緩症、眼瞼内反症、角膜帯状変性等に対する外眼部の小手術も、外来処置室もしくは手術室にて適宜行っております。
●耳鼻いんこう科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 14 | 1.00 | 6.14 | 0.00% | 25.50 | |
K368 | 扁桃周囲膿瘍切開術 | - | - | - | - | - | |
K340-4 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術) | - | - | - | - | - | |
K3892 | 声帯ポリープ切除術(直達喉頭鏡) | - | - | - | - | - | |
K4571 | 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) | - | - | - | - | - |
手術は耳鼻咽喉科領域の良性疾患が主体です。安全第一を心がけたうえで、術前後の入院期間はなるべく短くなるように配慮しています。
新型コロナウイルス陽性および疑い患者さんの手術は控えています。
新型コロナウイルス陽性および疑い患者さんの手術は控えています。
7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | 19 | 0.40% | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
異なる | 31 | 0.65% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 13 | 0.27% |
異なる | - | - |
医療の質を改善するため、臨床上ゼロにすることはできない傷病のうちの4つの傷病名について示しております。入院契機病名(入院のきっかけとなった傷病)の同一性の有無を区別して対象患者数と発症率を示したものです。令和3年度はDICを伴う症例(重症患者)が増加しております。
手術や処置などでは合併症を起こさぬように細心の注意を払っております。
後出血 -件、術後感染症 -件、術後合併症 -件、シャント感染・閉塞 -件、人工股関節脱臼 -件、造影剤ショック -件
手術や処置などでは合併症を起こさぬように細心の注意を払っております。
後出血 -件、術後感染症 -件、術後合併症 -件、シャント感染・閉塞 -件、人工股関節脱臼 -件、造影剤ショック -件
更新履歴
ファイルをダウンロード(再掲)
tsvファイル
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)(ファイル:2KB)
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数(ファイル:210bytes)
成人市中肺炎の重症度別患者数等(ファイル:218bytes)
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)(ファイル:2KB)
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)(ファイル:286bytes)
当院の令和3年度のDPC算定退院患者数は4,760人となっています。その中で、60歳以上の患者の割合は約80%にのぼり、地域社会の高齢化が表れています。