臨床検査室
最終更新日:2023年6月27日
当院の検査室では、検体検査(生化学検査、血液検査、尿検査)、輸血検査、細菌検査、病理・細胞診検査、生理機能検査、採血業務、健康管理センターでの健診業務を行っています。
部門紹介
患者さんへのメッセージ
検査室では中核病院としての医療技術の提供を理念として掲げ、日々業務を行っています。検査には血液や尿など生体から得られるもので行う検査や心電図、超音波検査など種類は様々です。
また、医師は複数の検査データ、身体所見や問診を総合的に考慮して診断、治療を行っています。そのため、何度も検査を行うことがありますが、ご理解ご協力をお願いします。
臨床検査室長あいさつ
臨床検査室は、迅速且つ質の高い検査情報を医師に提供し、患者さんの病気の診断や治療、早期発見、予防に貢献すると共に、夜間・休日の緊急検査、24時間体制で外来・入院患者さんの検査を行い、また健康管理センターでの各種検査も行い臨床検査を通して地域医療にも貢献しています。
患者さん中心の医療を心がけ「『必要とされる検査室』を目指し」スタッフ全員で日々努力しています。
個人取得資格
日本臨床細胞学会認定細胞検査士
国際細胞検査士
日本超音波医学会認定超音波検査士
JHRS認定心電図専門士
心電図検定1級、2級、3級
管理栄養士
衛生工学衛生管理者
第一種衛生管理者
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
心血管インターベンション技師
認定心電検査技師
施設取得資格
日本臨床細胞学会認定施設
輸血管理料1認定施設
チーム医療としての院内活動
- ICT委員会
- 患者サービス推進委員会
- 医療安全委員会
- 糖尿病教室
- クリティカルパス委員会
- 輸血療法委員会
- 医療廃棄物委員会
- 救急医療業務改善委員会
- 健康管理事業推進委員会
- 地域医療連携推進委員会
- NST委員会
検査の概要
検体検査
生化学検査・血液検査・尿検査の各測定機器は、分野の壁を取り除き、ワンフロアで検査を行っています。
血液をはじめ尿・腹水・胸水・髄液等の成分を調べることで、体内の状態がわかります。
輸血検査
輸血時の安全性の確保や血液製剤の適正使用を目的にしています。手術時や大量出血時に行われる輸血を安全かつ迅速に行うための検査であり、緊急事態に備え、安全な輸血業務を実行するため、24時間体制で取り組んでいます。
細菌検査
病原菌の検出を行います。
提出された検体を培養し、そこから病気の原因となる細菌を取り出して、さらに詳しく細菌の種類や効果的な薬剤について調べていきます。
病理・細胞診検査
組織検査では、病変部から採取した組織(生検材料)や手術材料から、検査技師が標本を作製し病理医が鏡検診断します。
細胞診検査では、喀痰・尿・婦人科スメアや乳房・リンパ節・唾液腺などの病変部を穿刺吸引して採取された検査材料をスライドガラスに塗抹し、標本を作製します。細胞検査士が標本を鏡検し、癌細胞の有無を判定します。
生理機能検査
生理機能検査では、患者さんに電極や機器などを直接接触させて、体の構造・機能に関する情報を各種診断装置で解析する検査です。体に直接触れて検査をすることが多く、体の向きを変えたり、息止めをしたりしていただくことがあります。画像を見やすくするために照明を暗くすることがあります。
当院で行っている検査
- 心臓・血管に関する検査
- 心電図、運動負荷心電図(マスター、トレッドミル、エルゴメータ、CPX)、ホルター心電図、血圧脈波
- 呼吸器機能検査
- 神経に関する検査
- 脳波検査、神経伝導検査
- 超音波検査
- 心臓超音波、腹部超音波、乳腺超音波、甲状腺超音波、血管超音波
- その他検査
- 簡易SAS、パルスモニター、体組成、終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)検査
採血業務
採血スタッフは、臨床検査技師及び看護師で、患者さんの状態に応じて安全に対応できる体制を取っています。
採血、採尿後は直ちに検査室に搬送し、速やかに結果が出るように努めています。
患者取り違え防止のため、患者さん自身で名前を言っていただき、個人確認を行っております。
ご理解ご協力をお願い致します。
健診業務
当院では、健康管理センターで各種ドックや健康診断を行っております。その中に含まれる、血液検査・尿検査・心電図検査・超音波検査・一般測定等を臨床検査技師が担当しています。
各種ドック・健康診断について、詳しくはこちらをご覧ください。
