活動ニュース
最終更新日:2025年3月14日
1月~3月
第14回 地域医療を考える市民の集い~ 超高齢化社会。自宅で最期まで安心して過ごすために~を開催しました
第1部では、日本緩和医療学会指導医 橘クリニック院長 浅井先生により、緩和ケアと24時間応需の在宅医療体制、理想の訪問診療体制についてお話しされました。医療処置などがあっても在宅で療養生活ができること、在宅医として患者さんを主語にした関わりについてなど、わかりやすく教えていただきました。
第2部では、愛西市社会福祉協議会 ふくしの相談窓口 佐藤氏より、自分がどのように最期を迎えたいか、意思表示ができなくなった時のことも考えたエンディングノートの活用、任意後見制度・成年後見制度などの手続きについて、詳しく説明していただきました。
第3部では、パネルディスカッションを行いました。パネラーは、橘クリニック院長 浅井先生・ふくしの相談窓口 佐藤氏・津島市訪問看護ステーション 訪問看護認定看護師 田中氏の3名、コーディネーターは、海部地域医療サポーターの会 代表 横井氏でした。訪問看護師からは訪問看護でできることの具体的な説明と在宅診療医との連携、24時間電話相談対応をしていることなどをお話しされました。
会場に来られた方々からたくさんの質疑があり、在宅医療、自分らしい最後の迎え方、成年後見制度についてなど、関心の高さがうかがえました。
過去の開催報告などはこちらをご覧ください。
広報3月号病院特集~こんにちは!津島市訪問看護ステーションです!~
令和7年3月1日(土曜)
広報つしま3月号病院特集「こんにちは。津島市訪問看護ステーションです!」をご覧いただけたでしょうか。
「病気や障がいがあっても住み慣れた家で暮らしたい」「人生の最期を自宅で迎えたい」そう思いつつも、「家族だけで介護や医療的ケアができるだろうか」「ひとり暮らしだけど大丈夫?」など不安に思う事も多いと思います。そんなときに頼りになるのが”訪問看護”です。
病気や障がいをもった人が、住み慣れた地域やご家庭でその人らしく療養生活を送れるように、看護師等が生活の場へ訪問し、看護ケアを提供することで、自立への援助を促し、療養生活を支援するサービスです。
愛知県内には、1,100近くの訪問看護ステーション事業所があります。事業所が急増する中で、看護サービスの質を第三者(評価調査者)が評価し、一定基準を満たしている訪問看護ステーションに対して認定される”愛知県看護協会訪問看護第三者評価認定事業所”に、当院の訪問看護ステーションが認定されました。(現在認定事業者数:8事業所)
現在、津島市訪問看護ステーションでは、相談窓口を開設しています。在宅ケアで感じる困りごとなどありましたら、お気軽にご相談下さい。
津島市訪問看護ステーションについての詳細はこちらをご覧ください。
公開講座「アドバンスケアプランニング(ACP)について」にて「もしバナゲーム」を行いました
公開講座「アドバンスケアプランニング(ACP)について」を開催しました。
人は皆、生まれた瞬間から、確実に死に向かって生きています。誰もが、最期のその瞬間まで自分らしく生きていきたいと思っています。ですが、病気やケガ・加齢などにより、自分の置かれている状況を理解したり、自分の考えや願いを、うまく伝えられなくなる時がいつかは訪れます。ACP(人生会議)が必要だといわれている理由はここにあります。
生き方は、人それぞれで、大事にしたいことや、願いはその人によって異なります。その大切な思いを、「もしもの時に、どうしたいのか」を、家族や大切な人と話し合い、共有しあうことが大切です。話し合いをしておくことで、もしもの時に、その人を思いを尊重することが出来るのです。
今回の公開講座では、当院の医療ソーシャルワーカーより、ACPの意義・大切さについて講演を聞いた後、参加者で「もしバナゲーム」を行いました。このゲームで使用する36枚のカードには、重病のときや死の間際に「大事なこと」として人がよく口にする言葉が書いてあります。このカードを用いてゲームをすることで、あなたにとって何が重要なのか、そして、なぜそれが必要なのかを考え、理解することができます。普段なんとなく避けて通ってきた「最期」について、自分の思いを確認し、家族や、周りの人と共有できる有意義な時間になりました。
人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)についてはこちらからご覧ください。
MRI装置を導入しました
当院では、2024年11月にMRI装置MAGNETOM Avanto Fit BioMatrix を導入しました。この装置は、AI技術を用いて画質を向上させるとともに、検査時間を短縮し、患者さんの負担を軽減しています。また、映像システムを新たに導入することで、リラックスした環境で検査を受けていただけるよう工夫を施しました。
新装置の特長
AI技術による高画質な画像
このMRI装置は、AI(Deep Learning)技術により画像のノイズを抑え、より鮮明で詳細な描出が可能です。また検査時間の短縮により患者さんの負担も軽減されます。
映像システムによる快適な環境
新装置では、検査中に映像を楽しむことができるシステムを導入しました。あらかじめ用意した映像のほか、お持ちいただいたDVDも再生可能です。「映像のおかげで検査が楽だった」と好評をいただいています。
リラックスできる検査室
明るいMRI対応LEDランプを使用し従来の検査室よりも明るく開放的な空間を目指しつつ、落ち着いた内装に仕上げています。また、トンネル内への送風や外を見通せるミラーの設置など、閉塞感を和らげるための工夫を凝らしています。
検査装置の振り分けについて
当院では、検査内容に応じて最適なMRI装置を使用しています。どちらの装置で検査を行う場合でも、診断能力に差はありませんので、安心して検査をお受けください。
初めての方や閉所が苦手な方へ
MRIが初めてで不安という方や、閉所が苦手な方には、なるべく新装置での検査ができるよう配慮いたしますのでご相談ください。また、事前に装置を見学していただくことも可能です。
放射線室やMRI装置の詳細はこちらをご覧ください。
広報2月号病院特集~わたしたちがリハビリをお手伝いしています~
令和7年1月29日(水曜)
広報つしま2月号「私たちがリハビリをお手伝いしています~リハビリテーション室の紹介~」をご覧いただけたでしょうか。
リハビリテーションには、何らかの原因によって人間らしく社会生活を送れなくなった人が、再び人間らしく生きる権利を回復するといった広い意味があります。病院でのリハビリテーションは、病気やケガなどにより、今までの生活を送ることが難しくなった場合に、できるだけこれまでの生活に近い状態に心身状態を回復する事や、環境を調整するといった目的があります。リハビリテーションの専門職は主に、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)があり、今回の特集では、それぞれの職種がどういったサポートをしているのか紹介しています。
また、当院では、リハビリテーションに携わるすべての職種の職員が、研究や論文発表を行っています。これは、他の病院と比較しても、とても珍しく、積極的な取り組みの結果と言えます。
今後も地域の皆さん、医療技術、知識に新たな貢献ができるように努めていきます。
リハビリテーション室・論文等の詳細はこちらをご覧ください。
第17回地域医療と健康生活を守るためのシンポジウムを開催しました
令和7年1月26日(日曜)
津島市文化会館にて「想定外を想定せよ~震災でも医療を止めなかったBCM・BCP~」と題してシンポジウムを開催しました。
社会医療法人財団 董仙会 恵寿総合病院 理事長、神野正博氏を講師にお迎えし、2024年1月1日16時10分に石川県の能登半島で起こった「能登半島地震」で甚大な被害を受けながらも早期に病院機能を普及し、必要な医療を継続された経験談とBCM(事業継続マネジメント)・BCP(事業継続計画)の必要性についての講演をしていただきました。
2月24日(土曜)には海部地域医療サポーターの会による「地域医療を考える市民の集い」を開催します。
アットホームな雰囲気で「~超高齢化社会。自宅で最期まで安心して過ごすために~」について考えてみましょう。
どなたでも参加できます。詳しくは「地域医療を考える市民の集い」のページを確認してください。
年始式を開催しました
令和7年1月6日(月曜)
あけましておめでとうございます。
1月6日は、仕事始めの日であるため、年始式が開催されました。
院長より、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザが流行する中で、日々診療にあたっている職員に対する労いに加えて、新しい1年をどのような気持ちで迎えるか心構えについて話がありました。
今年も引き続き、「地域に必要とされ、なくてはならない病院」を目指して、地域とつながり、安心・信頼の医療を提供していけるように取り組んで参ります。
10月~12月
クリスマスを管弦楽の調べで彩る
令和6年12月25日(水曜)
当院アトリウムにてクリスマスイベントを開催しました。
津島東高校管弦楽部のみなさんに演奏を披露していただきました。
入院患者さんをはじめ、来院中の方、職員も管弦楽の調べに耳を傾け、穏やかな気持ちになりました。
クリスマスにちなんだ曲も演奏していただき、拍手喝さいでした。
昨年に引き続き、今年も素敵な管弦楽のクリスマスプレゼントをありがとうございました。
緩和ケア病棟でクリスマス会を開催しました
令和6年12月20日(金曜)
緩和ケア病棟でクリスマス会を開催しました。
病棟スタッフはハンドベル演奏や合唱を披露し、患者さんたちはお茶やコーヒーと手作りクッキーをつまみながら楽しい時間を過ごしていました。
患者さんひとりずつ、サンタさん、トナカイさんからメッセージカードとプレゼントを受け取り、写真撮影を行いました。
患者さんやその家族、病棟スタッフ、お手伝いしてくれたボランティア会のみなさん、全員が穏やかで温かい時を過ごせたことに感謝の念を覚えました。
当院の緩和ケア病棟の詳細はこちらから
院内にクリスマスツリーが飾られました
令和6年12月2日(月曜)
今年も気が付けば12月になりました。
市民病院では、院内にいても季節を感じ、温かな気持ちになって頂けるようにクリスマスツリーの飾りつけを行いました。
今年は暖かい日が続いたこともあり、秋が短く、あっという間に冬が来たように感じます。
みなさんがツリーを見て、少しでも冬を感じて頂ければ嬉しいです。
年末に差し掛かり、気持ちに余裕がなくなることもあるかと思いますが、事故や体調には十分に気を付けて、毎日を楽しく過ごしましょう。
救急医学会認定の院内BLS講習会を開催しました
令和6年11月28日(木曜)
全職種・全職員を対象に院内BLS講習会を開催しました。
BLSとは、Basic Life Supportの略で、傷病者を救命するために大切な一次救命処置(BLS)を指します。
目の前で、心肺停止・呼吸停止している人を見かけたときに、医療従事者として救える命をしっかりと救えるように実技を通じて学びました。
救急医療部長の医師や救急医療委員会のメンバーを中心に、呼吸と脈確認から胸骨圧迫・BVM(人工呼吸器)やAEDの使用方法などを教わり、専門医療チームに引き継ぐまで自分たちがすべきことを再確認しました。
今後も、各々が医療従事者という自覚をもって、臨機応変に行動・対応できるよう、日々訓練をしていきます。
ごみゼロ運動を実施しました
津島市のごみゼロ運動の一環として、有志の病院職員と病院ボランティアによる、市民病院敷地内と外周の公道清掃を行いました。
秋らしい気候の中、気持ちよく活動できました。
自分たちが住む場所、生活する場所がきれいだと、とても気持ちがいいですね。
ごみのない美しいまちは、ポイ捨てしにくく、地域の目が届いているということで犯罪等の抑止にもつながります。ぜひ美しいまちを維持していきましょう。
中学生職場体験を実施しました
津島市立天王中学校の学生さんが職場体験に訪れました。普段は入ることのできない病院内の部屋を見学し、それぞれの部署でどういった仕事をしているのか学んでいただきました。
検査室では、臨床検査とは何かを知り、超音波検査体験を、薬剤室では薬の選別・分包体験、放射線室では放射線の特性について詳しく説明を受け、CTの仕組みを学びました。また、手術室では徹底的な手洗いから、手術器具の仕組み・洗浄工程などを学び、実際に手術を行っている様子を見学しました。その外にも、リハビリテーション室や病棟で、様々な職種の体験を行いました。
患者さん側からみる病院と、働く職場としてみる病院とでは、着目する点や見える景色が違うことを身をもって経験できたと思います。学生さんが将来、自分の進路や夢を考える際、また新しい目標を立てる際に、今回の経験が役に立てば嬉しいです。
11月14日は「世界糖尿病デー」です
令和6年11月14日(木曜)
毎年11月14日が「世界糖尿病デー」と定められているのはご存じですか。
糖尿病の脅威が世界的に拡大しているのを受けて、世界規模で糖尿病に対する注意喚起をしようと、国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)によって1991年に開始され、2006年には国連の公式の日になりました。
当院では、これに伴い、アトリウムで糖尿病についての展示を開催しています。興味のある方は、ぜひご覧ください。
また、毎月開催している糖尿病教室では、「世界糖尿病デー」にちなんで、特別イベントを開催しました。内分泌内科医師・理学療法士・管理栄養士から、糖尿病にまつわる専門的な講演を聞きました。
その後には、看護師と話をしながら血圧を測定したり、薬剤師から話を受けながら、多様な糖尿病のパンフレットを見てみたり、体組成計を使って(Inbody)で自分の筋肉量や脂肪量を測ったりしました。改めて、糖尿病について考える機会になったのではないでしょうか。
市民病院では、11月30日まで、糖尿病の正しい知識を備えて、当事者に寄り添っていける社会の普及啓発のために、シンボルカラーであるブルー色に、屋上をライトアップしています。
これを機会に、糖尿病について知る・考える機会にしてみませんか。
令和6年度 病院まつりを開催しました
令和6年11月2日(土曜)
医師とアンギオ体験
医師と手術体験
放射線技師と3D作成体験
令和6年度 津島市民病院病院まつりを開催しました。
天候が優れない中での開催にも関わらず、大勢の方に来場していただき、大変うれしく思っています。
ふれあい病院探検ツアーは、毎回大人気のイベントで、開場直後から、たくさんの方が列を作って待っており、参加を楽しみにしている様子が伺えました。
定員に達し、参加できなかったみなさんごめんなさい。次回のツアーを楽しみにしてください。開催情報は、ホームページ・SNS・津島市広報紙でご案内します。
手術室、薬剤室、放射線室、生理機能検査室、リハビリテーション室のブースでは、普段は入ることができない部屋に入り、医療機器に触れたり、検査の仕組みを学んだり、実際に手術を体験できました。
私たちがどのような仕事をしているのか、病院の中身まで知り、学ぶことができる特別な体験に小さな子どもから大人まで楽しめたのではないでしょうか。
その他にも、人生会議や緩和ケア、地域医療の仕組み、認知症カフェ、助産師による”いのち”についての講演など、命や将来、医療について考えることができる展示やブース、講演など盛りだくさんの内容で開催しました。
薬剤師と薬局体験
助産師による講演
医師と内視鏡体験
福祉施設によるパン販売
今年もキッチンカーでの軽食販売を行いました。
また、障がいのある方の就労や生活、自立支援につながる授産製品の販売を通じて、障がいのある方に対する理解を深めることを目的とし、福祉施設によるパン販売も行いました。おいしいご飯・パンにみんな笑顔あふれていました。
その他にも、アトリウムのイベントでは、美鶴会による合唱・琴演奏、八雲会による日本の古典音楽の1つである雅楽演奏により、きれいな音色が院内に鳴り響いていました。また、当院医師による公開講座、津島高校の演劇部のみなさんによるメッセージ性のある演劇発表などたくさんの方の協力を得て、来場者を楽しませてくれました。心より感謝いたします。
令和6年度 衛生的手洗い実践研修を実施しました
令和6年度 衛生的手洗い実践研修を実施しました。
感染対策の基本は「手洗い」と言われています。
今回の研修では、蛍光塗料を塗り、いつも通り手洗いをした後、ブラックライトに手をかざすと、洗い残している部分が光るというものです。
その結果を教訓にして、普段の手洗いを見直し、正しい手洗いを学ぶことが目的です。
感染症から、自分だけでなく、家族や大切な人たちを守るために、自分の手洗いを見直す機会になりました。
令和6年度 院内災害訓練(実動訓練)を実施しました
令和6年度 院内災害訓練(実動訓練)を実施しました。
当院では、災害時の対応について専門的に検討する組織として、「災害対策作業部会」を設置しており、各部署から選出された職員がこれらの災害訓練の実施や、災害時の対応について検討を行っています。今年も、作業部会主催で、災害カルテを改訂したことも踏まえて、現場実動訓練に着目し、迅速な本部立ち上げ及びCSCAの確立から行い、災害時診療(TTT)の訓練を実施しました。
CSCAとは
- Command and Control(指揮と連携)
- Safety(安全確保)
- Communication(情報収集伝達)
- Assessment(評価)
を指し、災害発生時に医療体制を整えるための管理運営にあたります。
また、TTTとは
- Triage(トリアージ)
- Transport(搬送)
- Treatment(治療)
を指し、災害時に、多くの命を救うために、まずトリアージ(Triage)を行い、限られた医療資源を投入するべき傷病者を選別し、治療(Treatment)や搬送(Transport)の順位を決定します。
このような点に重点を置き、改訂した災害カルテを運用方法に従って有効に活用でき、職種間連携が取れるように訓練しました。
この地域では、近い将来、南海トラフ地震が起きると言われています。また、令和6年1月1日に発生した能登半島地震へ当院DMATが災害医療派遣された経験に加えて、近年各地で頻繁に小中規模な地震が発生している状況から、いつ起きてもおかしくない災害に対して、誰でも迅速に対応できるよう、今後も日々訓練をしていきます。
広報11月号病院特集~その腰の痛み圧迫骨折かもしれません~
令和6年11月1日(金曜)
広報つしま11月号「その腰の痛み圧迫骨折かもしれません」をご覧いただけたでしょうか。
腰の痛みには様々な原因がありますが、その原因の一つに圧迫骨折があります。ご高齢の方に特に多い病気で、早めに対処せずに放置すると様々な支障をきたす可能性があります。
圧迫骨折をそのまま放置しておくと、骨のつぶれ方がひどくなり、背中が丸くなります。そうなると、胸が圧迫されるため、肺活量が低下し、からだ全体の機能が低下してしまいます。また、胃も圧迫されてしまい、食欲も低下し、痛みが続いてよく眠れない日が続くと、気分がふさぎがちになり、日常生活の活動性が低下することでさらに骨がもろくなり、太ももや腕なども含めて他の骨折が起こりやすくなってしまいます。こうした悪循環により、最終的には寝たきりの生活になる危険性が高まってしまいます。
負担の少ない治療で治すためには、より早期に治療を行う必要があります。レントゲンやMRIといった画像検査ですぐに診察可能です。腰や背中の痛みでお困りの方は、早めにご相談ください。
詳しい情報はこちらをご覧ください。
特集ページのダウンロードはこちらから
緩和ケアってなんだろう?~パネル展示実施中~
令和6年10月4日(金曜)
緩和ケアとはなにかご存じですか?
がんと診断された”その時”から、身体的・精神的苦痛を和らげ、”自分らしく生きていく”ことを支援すること、それが緩和ケアです。
当院には、緩和ケア外来・緩和ケア病棟があります。緩和ケア病棟は、”第2の家”、つまり、人生の大切な時を、安心してその人らしく生きて頂くための場所です。ご利用を希望される際は、当院通院中の方は主治医へ、他院通院中の方は主治医の紹介状が必要になります。
また、当院緩和ケア病棟では、在宅で、患者さんを介護しているご家族に休養を取って頂くために”レスパイト入院”を取り入れました。申し込みには、緩和ケア面談が必要になりますので、主治医にご相談下さい。
現在、当院1階アトリウムにて10月末まで、「緩和ケア・人生会議(ACP)」についてのパネル展示を開催しています。
ご興味がある方は、ぜひご覧ください。
10月は「ピンクリボン月間」です~乳がんについて考えてみましょう~
ピンクリボンには、乳がんで亡くなられた患者の家族が、「同じように乳がんで悲しむ人を1人でも減らしたい」という思いから1980年代にアメリカから始まりました。
乳がんは、早期発見できれば、治る割合が非常に高いがんです。がんの早期発見は、本人の努力で可能になります。自分のお乳に関心を持ち、変化がないか確認すること、それに加えて、1年ないしは2年に1回は乳がん検診を受けるようにしましょう。
市民病院では、10月31日まで乳がんの早期発見・早期治療の重要性を広くお伝えするため、普及啓発のシンボルカラーであるピンク色に屋上をライトアップしています。
これを機会に、自分含め、家族・パートナー・周りの大切なひとたちが悲しい思いをしないように、乳がん検診の大切さを考えるきっかけにしてみませんか。
7月~9月
公開講座「めまいのリハビリ体操」を開催しました
令和6年9月25日(水曜)
当院の耳鼻いんこう科医師による「めまいのリハビリ体操」を開催しました。
20名を超える方に参加していただき、皆さんの「めまい」の悩みと、感心の高さが伺えました。
そもそも、めまいとは安静時、または運動時に自分自身の体と周囲の空間との相互関係・位置関係が乱れていると感じ、不快感を伴うときに生じる症状とされています。
身体のバランスを支える仕組みとして、筋肉・眼・内耳からの情報を脳が統合し、体の各場所に命令を伝達することで平衡が保たれていますが、この仕組みに何らかの異常が起きるとめまいが生じます。
今回開催した「めまいのリハビリ体操」では、耳、眼、関節や筋・腱の感覚、足の裏に加わる圧力を有効に刺激することを目的としています。
ぜひお家や安全な場所で、声を出して、正しく続けてみてください。
9月は認知症月間(世界アルツハイマー月間)です
9月は、「世界アルツハイマー月間」と定められているのはご存じですか?
その理由は、1994年に「国際アルツハイマー病協会」(ADI)が、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、また9月を「世界アルツハイマー月間」と定めたためです。
また、日本では今年1月に、「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行され、9月が「認知症月間」、9月21日が「認知症の日」と定められました。
この決定に伴い、この日を中心に「認知症」についての関心と理解を深めようと、全国で普及啓発活動が行われています。
当院でも、DST(認知症サポートチーム)が、シンボルカラーであるオレンジ色でアトリウムのツリーの飾りつけを行いました。認知症介護の現場で使われる「パーソン・センタード・ケア」という考え方について、掲示板にて紹介をしています。認知症の方、その人を中心に考えたケア、つまり一律に「認知症患者」として捉えるのではなく、1人の“人”として尊重し、ケアをしていくという考え方です。認知症を持つ方の気持ち(ニーズ)を汲み取り、理解すること、そして積極的にサポートすることが重要とされています。
また、日没~午前0時まで当院もシンボルカラーのオレンジ色にライトアップされています。
皆さんもこの機会に、認知症について考えてみませんか。
広報9月号病院特集
令和6年9月2日(月曜)
広報つしま9月号の特集「認知症って何だろう?」をご覧いただけたでしょうか。
高齢化が進む日本社会では、認知症の人が増加しています。自分自身含め、家族や周りの大切な人たち、誰もがかかりうるものです。
認知症とは、様々な原因により脳の働きが悪くなり、記憶や判断力などの「認知機能」が低下し、社会生活に支障をきたす状態のことを言います。認知症の方が入院することで日ごろできていたことがうまくいかず不安になったり、慣れない環境での治療・身体の不調からストレスや苦痛を感じ、混乱してしまうことがあります。
そういった苦痛や心のつらさを理解し、また、患者さんの尊厳を重視し、安全で安心できる環境を整えて、治療が円滑に受けられるように支援する「DST(認知症サポートチーム)」が当院で活躍しています。
DSTは、認知症専門医、認知症看護認定看護師、看護師、薬剤師、作業療法士、社会福祉士から構成されています。多職種が連携し、多様な視点から認知症患者さんの状態を把握・評価し、情報の共有を行うことで、より質の高い認知症ケアができるよう努めています。今後も、患者さんの社会的背景が多様化する中で、それぞれの患者さん・ご家族の方の想いに沿った良質な医療を提供していけるように努めていきます。
特集ページのダウンロードはこちらから
緩和ケア病棟で夏まつりを開催しました
令和6年8月16日(金曜)
病棟スタッフに加えて、ボランティアの方たちの協力を得て、緩和ケア病棟で夏まつりを開催しました。
病院にいると、季節を感じる機会が少なくなってしまいます。少しでも患者さんやご家族の方に「夏」を感じて、一緒に過ごす時間を楽しんでいただけるよう、スタッフによる盆踊りを披露しました。
また、くじ引きを行ったり、お菓子やかき氷を提供しました。
手拍子をしたり、一緒に盆踊りの振付をして楽しむ姿、久しぶりに食べるかき氷を、嬉しそうに食べている患者さんの姿を見て、とても微笑ましい気持ちになりました。
当院の緩和ケア病棟では、生活、生命の質を改善することで明日への希望をつなぎ、患者さん、ご家族の方が「自分らしく生活していく」ことを支援しています。
また、定期的にささやかではありますが季節のイベントを開催しています。
当院の緩和ケア病棟についてはこちらをご覧ください。
「かんたん・家でもできる腰痛体操」公開講座を開催しました
令和6年8月5日(月曜)
公開講座「かんたん・家でもできる腰痛体操」を開催しました。30名を超える方に参加いただき、腰痛への関心度の高さが伺えました。
腰痛は、自己管理が可能な腰痛と、すぐに病院にかかるべき腰痛の2種類に分けて考えられます。その要因と、見分け方について、実例を踏まえながら説明を受けました。
そもそも日常生活の中で、腰痛を予防するためにできることとして、
・作業環境の改善(カバンや荷物を両手で持つ・ズボンや靴下を座った姿勢で履く等)
・荷を身体に密着させて行動する(物を身体にできるだけ近づけて持ち上げる等)
・長時間、同じ姿勢でいないようにする
などが挙げられていました。
最後の20分程は、家でも簡単に正しく実践できるよう、作業療法士がお手本になりながら細かくアドバイスを行い、参加者全員で腰痛予防の体操とストレッチを行いました。
当院では月に1度、公開講座を開催しています。
様々な分野において、専門家からのお話を聞くことができる場になっています。
参加申し込み不要・参加無料です。どなたでもお気軽にお越しください。
脳卒中の予防と熱中症対策~公開講座を開催しました~
皆さん、夏場は「脳梗塞」に注意が必要なのをご存じですか。
夏場は気温・湿度が上昇し、汗を多くかくことで血液中の水分が不足し、血液がドロドロになり脳血管が詰まる「脳梗塞」を引き起こす要因となります。
熱中症と同様に、注意をしていかなければなりません。
少し前に開催されました公開講座「脳卒中の予防と熱中症対策」では、当院の、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師が脳卒中予防について、
血圧・食事・喫煙や飲酒などの面からお話しをました。また、脳卒中に気づくきっかけ「FAST」を説明しました。
さらに、救急看護認定看護師より、熱中症の基本や対策・夏場の脳梗塞についてお話をしました。
当院では月に1度、公開講座を開催しています。
様々な分野において、専門家からのお話を聞くことができる場になっています。
参加申し込み不要・参加無料です。どなたでもお気軽にお越しください。
令和6年度 災害看護研修を行いました
令和6年7月25日(木曜)
新人看護師を対象とした、令和6年度災害看護研修を行いました。
当院は、愛知県の災害拠点病院に指定されており、予期できない災害医療に対して、住民の命を守ることができるよう、常に万全の体制を整えておく必要があります。そのため、災害発生時の医療の在り方について理解を深め、適切に初動行動をとることができる看護師の育成に力をいれています。
今回の研修では、避難経路の確認・消火用散水栓・消化器の作動訓練に加えて、当院のDMAT隊員から地理的環境等を鑑みて、どういった被害が想定されるのか詳しく説明を受けました。また、“災害時”という非常事態に、
電気・水道・医療ガス・通信設備がどのように作動するのか、食料や薬品等はどのように備蓄されているのか理解を深めました。
最後に、災害時のアクションカード(職員行動指標カード)について、被災状況報告書の書き方について理解を深め、災害発生時の自分たちの動き・役目を認識することができました。
これからも、当院では、消防・他地域医療機関や、愛知県との連携や、災害訓練を実施し、災害発生時に、住民の命を守り、自身の任務を遂行できるよう努めていきます。
地域の医療機関が集まり、感染症対策の合同カンファレンスを行いました
令和6年7月2日(火曜)
当院にて、令和6年度第2回感染管理ネットワーク会議「合同カンファレンス」が開催されました。
地域の医療機関である、あま市民病院、海南病院、安藤病院、尾張温泉かにえ病院、青木記念病院(順不同)の感染対策部門の代表者が参加し、各種感染症の検査・発生状況の報告、感染症症例の対応方法について共有するなど、この地域における感染症対策力の向上を図りました。
当院は、感染対策向上加算1を算定しており、地域の他医療機関と連携し「組織的な感染防止対策の基幹的な役割」を果たす医療機関として、これからも感染症対策に力を入れてまいります。
院内で七夕まつりイベントを行いました
令和6年7月2日(火曜)
津島市老人クラブ連合会(つしま生きがいクラブ)のみなさんの協力のもと、院内で七夕イベントを開催しました。
外は梅雨空でしたが、フラダンス、大正琴の演奏、合唱を披露していただき、院内はとても晴れやかな雰囲気に包まれました。
懐かしい音楽と歌で、入院患者さんや来院された方はにこやかに口ずさんでいました。
4月~6月
笹に願いを~七夕飾り設置しました~
令和6年6月27日(木曜)
院内に笹飾りを設置しました。多くの方が願い事を書いた短冊をつるしてくれています。
津島市民病院にお立ち寄りの際は、ぜひ笹に願いを込めていってください。
笹は天に向かって力強く成長する、丈夫な植物。皆さんが日々心身ともに健康に過ごすことができますように。
津島市の中学生職場体験を実施しました
6/11、12と津島市立暁中学校の学生さんが職場体験に訪れました。
普段、入ることのできない病院の様々な部署を案内し、病院がどのような職場なのかを目で見て学んでいただきました。
また、病棟では実際に看護師が行う足浴を体験しました。患者さんと目線を合わせ、対話をしながら、看護師の助言の元、患者さんの足の状態をみて、異変がないか確認していました。
リラックスした表情で、患者さんも嬉しそうにお話していました。
短い時間でしたが、医療現場を少しでも身近に感じてもらえたと思います。
今回の体験が、学生さんの新しい夢や目標を持つきっかけになってもらえると嬉しいです。
リハビリテーション室職員執筆の論文が、会誌に掲載されました
「飲み込みの機能が低下した場合でも、咳払いができる人は2.1倍 普通食が食べられる」
嚥下障害(飲み込みの機能低下)は、誤嚥性肺炎や低栄養だけでなく固形の食べ物が食べられなくなったり肺炎を引き起こしたりする重要な問題です。入院中の高齢者には嚥下障害を持っている方が多いため、
当院では嚥下障害を疑われる方に対して飲み込みの検査を行い、リハビリテーションと並行して安全な食事提供に努めています。
今回、嚥下障害を疑い検査を行った231人の方で退院時に普通食を食べられた方が、どのような特徴を持っていたかを調査しました。結果、検査時に”咳払い”ができていた人はそうでない人と比べて、
普通食を食べられる確率が2.1倍高いことが分かりました。
普段から食事場面で咳払いを意識して行うことで飲み誤り(誤嚥)を予防し、飲み込みの機能を保つことにつながる可能性があります。
詳細についてはこちらをご覧ください。
ごみゼロ運動実施しました
令和6年5月11日(土曜)
津島市のごみゼロ運動の一環として、有志の病院職員と病院ボランティアによる、市民病院敷地内と外周の公道清掃を行いました。
汗ばむ気候の中、参加者一同体調に気をつけながら清掃を行うことができました。
来院される患者さんや地域の皆様に、気持ちよく過ごしていただけるように、日頃からゴミを見かけたら拾うことを心掛けてまいります。
みんなの医療をまもるために、お願いがあります。(広報5月号病院特集)
令和6年5月1日(水曜)
当院は昨年8月に「紹介受診重点医療機関」になりました。それに伴い、かかりつけ医(開業医)からの紹介状を持たずに受診される患者さんには、今年2月から「特別の料金(初診時選定療養費)」の負担をお願いしています。
地域の医療機関同士の役割分担の明確化によるものです。
また、医療スタッフは24時間、地域医療をまもるために働いています。日々地域医療をまもるために働いている医療スタッフをまもることが、ひいては地域のみなさんの健康と安全をまもることにつながります。
みなさんの医療をまもるために、みなさんに知ってほしいことや医療の今の状況をお伝えします。
普段の病院にかかる際の行動を、少し考えてみませんか?
広報紙5月号特集ページはこちらからダウンロードできます(PDF:2,676KB)
「紹介受診重点医療機関」について詳しくはこちらのページをご確認ください。
新年度は新しい体制でのスタートです
令和6年4月1日(月曜)
新年度が始まり、多くの新しい職員が市民病院で働くことになりました。
今年度4月1日から新院長による新しい体制でのスタートです。
「この病院にかかってよかったと思っていただける病院、地域に必要とされ、なくてはならない病院」を目指して、職員一同日々邁進していきます。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
