医療連携について
風邪やちょっとしたケガ、生活習慣病や慢性疾患の管理は診療所のかかりつけ医が担当し、より高度な検査や入院治療が必要なときは診療所からの紹介で病院が担当します。
病院での治療で病状が安定したら、再び紹介元の診療所で治療や経過観察を行ってもらいます。(病診連携)
この仕組みを活用することにより、地域医療における効率的な医療提供が実施できます。
なお、二次医療機関で対応できない専門的で特殊な診断など、さらに高度な治療を要する場合は、大学病院などの三次医療機関が担当します。(病病連携)
かかりつけ医を持ちましょう
かかりつけ医とは、日頃から患者さんの体質や病歴、健康状態を把握し、日常診療のほか健康管理上のアドバイスなどもしてくれる身近な診療所の医師のことです。
また、高度な検査や専門的な診療が必要なときは、病診連携システムを利用して病院の紹介などを迅速に対応してくれます。
かかりつけ医を持つメリット
- 継続的に同じ医師に診療を受けることで、体質・アレルギーや日頃の生活習慣、これまでかかった病気や出やすい症状などを把握されやすくなります。体調の変化で気になることを気軽に相談できる関係性を築ければ、病気の早期発見や予防にもつながります。
- 万が一、専門的な検査や治療が必要となった場合にも、症状に適した専門医療機関を紹介してもらうことができます。紹介状を持っていけば、スムーズに受診することもできます。自分でやみくもに医療機関にかかるよりも、より適確かつ早い対処をすることができます。
- かかりつけ医がいない場合、一般の方が自己判断で受診を控えたり、延期したり、あるいは、間違った対応策をとっているうちに重症化してしまうといったことが起きることがあります。
院内広報紙「あっと つしま」第4号(令和3年7月)「かかりつけ医と地域医療連携」(PDF:2,070KB)
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