津島市民病院

院長の部屋

「地域に必要とされ、なくてはならない病院」を目指して

院長メッセージ

川井覚院長

新しい年度を迎えて

 
津島市民病院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 
桜も満開を迎え春らしくなり、新しい年度が始まりました。2024年4月1日から神谷前院長の後任として津島市民病院院長を拝命いたしました川井覚でございます。
近年医療を取り巻く環境は厳しく、より的確な経営判断を求められる中で、院長就任という重責を託されたことに、身の引き締まる思いがしております。
 
当院は海部医療圏の唯一の二次救急病院で急性期を主とした352床の病院です。急性期病棟は286床、地域包括ケア病棟が48床、緩和ケア病棟が18床です。また、災害拠点病院でもあり、南海トラフ地震のみでなく、風水害による災害にも対応できるよう体制を整え、いざという時のために日ごろから訓練を積んでいます。
 
津島市の高齢化率は全国平均よりかなり高く、人口自体は減少傾向にありますが、医療を必要とされる方、医療需要は、今後もあまり変化がないといわれています。その中で、昨年度の救急車受け入れ台数は3300件ほど、救急車を含む1日平均約25人の当院で治療を必要とする救急患者さんを受け入れています。適切な医療を提供し、元気で社会復帰していただくことを目指しています。また急性期医療が終わってもすぐに帰れない人は地域包括ケア病棟を介して安心して家に帰れることも目指しています。
 
当院が海部津島地域の急性期・地域医療を支える病院としての役割を果たすためには、より親密な病院連携・病診連携を構築する必要があります。今後も病院や診療所の諸先生方との連携をさらに深めていきたいと考えております。諸先生方が地域の患者さんを紹介して下さることをこの場をお借りして感謝申し上げます。
これからも地域の皆様から信頼される病院、地域になくてはならない病院を目指し、職員一丸となって頑張ってまいります。今後も、津島市民病院に対してご支援とご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
 
令和6年4月 津島市民病院長 川井 覚

院長コラム(津島市広報紙「市制のひろば」隔月掲載)